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チラシの裏 3枚目

425俺的アレンジの入ったロックマンゼロ3 第十五話 前半:2009/05/26(火) 03:21:54
オリジナルエックスは、そっとその語り始めた。
「…君は、僕がなりたくなかった僕だ」


「そして、僕がなっていたであろう僕…。
 …僕は、イレギュラーと戦っているうちに、どんどん疲れていった…
 精神も磨り減り、段々と何も考えられなくなるようになっていった。
 …そんなとき、ユグドラシルに封印していたダークエルフが力を取り戻す所か
 以前の力以上に強まり始めているという言葉を聞いたんだ」


「ユグドラシルの力だけでは封印できない
 そこで僕は、自分のボディを使って封印することを話したんだ。
 …仲間にもそういわれてね。 その、昔からの仲間達以外は僕がどこに行ったか解らないし、
 教えていないんだと思う」

「内心、ほっとしていた部分もあるんだ。
 もうイレギュラーと戦わなくてもいい、もうこの世界にいなくてもいい、
 もう血まみれの自分が様付けで呼ばれなくてもいい…って。」


エックスは目を伏せる。
「…でもそれは浅はかだった
 …結果、君という存在を生み出してしまったんだ。
 世界は『エックス』を必要とし続けていた。
 …君という身代わりの自分が犠牲となって…更に多くの犠牲を出す事になってしまった」


「…君は僕がなりたくなかった僕だ。
 …逃げ出した僕に代わり犠牲となってしまった僕だ
 …僕に嫌なことを押し付けられた…そんな僕だ

 …すまない、エックス。」
しかし…
「…フフッ…アァハハハ…ハハハハハハハハ!」


結論は何一つ変わらない。
…いや、本人の口から結局はどうあれ言われたと同じなのである。
「僕はどうせ失敗作だというのだろう!?
 間違った道を歩まされ!
 間違った立場に置かれ!
 結局偽物の末路がこうだというつもりなのだろう!?」
「……」
「何一つその言葉は何も解決しない!
 そんな哀れみなどない方がいくつもマシなものか…!!」


エックスの怒りが…自分という存在に対する悲しみが…頂点に達する。
「許さサナイ!!
 …僕ノ真の力ヲ… 見セテやル!」
跳びあがり…力を集中させる。


光がエックスの体を分解……その時だ。
「!?」
光になったエックスのボディが…暴走を起こし始めた。
「か…カラだ…ガ」


「いけない…バイルは君の体に罠を!」
エックスは言い忘れていたことに気づいた。




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