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チラシの裏 3枚目

407俺的アレンジの入ったロックマンゼロ3 第七話 後半:2009/05/21(木) 01:51:14
ミサイル基地。
厳重な警備網と、いくつもの砲台や兵が配備された基地。

メカニロイドが大量に湧き出し、監視カメラからはエネルギー弾が放たれ、
砲台からは鉄球が発射される。

ミサイルがあるのは最上階。
発射まで時間がない…上へ、まだ…上へ。


「ミサイルは近いわ、ゼロ!
 破壊をお願い!!」


扉を開けて、屋上のミサイル発射台へ。
「…何!?」

ミサイルというよりは…それはロケット。
直径15m、全長100mはあろうかという…それは巨大ミサイル。

「破壊できるものか…どうか」
迷っている場合ではない。…これをとめなければ。

…しかし。
「間に合わない…ミサイルが…!!」

どうやら発射の時刻であった模様。
「通信はもう効きそうにないな? …俺はこれからミサイルを破壊するがどうすればいい」
「む、無茶よ!! そんなことしたら空中で崩壊しちゃう…成功しても失敗してもあなたは!」

だがその言葉は届かず。
全ての音を覆う轟音と共にゼロの足場が動き出す… 炎がつき、空へ舞い上がる。

文字通りゼロを『乗せて』ミサイルは発射されたのだった。
「ゼローーーーーーーー!」


最早ミサイルを破壊する他ない。
ゼロはミサイルに配備されたパンテオンたちを倒し、メカニロイド達を倒し、
ミサイルを後方まで進んでいく。
何故後方か?理由は簡単。切り離し部分が存在するから。
ミサイルは最後尾部分を切り離し、加速を続ける。
そこに空いた穴からミサイル内部へ飛び込む。

…更に切り離し。遅れぬよう飛び移り、更に先の部分へ。
更に、更に切り離し。数回それを繰り返した後…先頭部分へ到達。
……………焦っていて、忘れていた…何故これほどの反応を見落としていたというのか。
『あの反応』が…今になって強いあの反応を感じ始めたのだ。
「…まさか」

奥にいたのは…クリエとプリエ。
「アハハハッ! 悪いレプリロイドが来たよープリエ!」
「キャハハハッ! ホントだー!寝てる人を無理やり起こそうとする悪いレプリロイドだー!」
反応…違う。こんなものではない。
「……この奥で眠っているのは…」

「オメガ兄ちゃんのジャマはさせないもん、ね、プリエ!」
「うん!やっつけちゃおうよ、クリエ!!」

その先、ミサイルの先端部には大量の爆弾だけではない…オメガをも搭載されている。
…ひとまずは、止めるにしても何にしても…倒さねばなるまい。


「あは!!」「きゃは!」
クリエとプリエが交差する。
チャージ斬り、瞬時に振り向き二人同時にダメージを与える。

「うぇぇぇん!!」
嘘泣きをしながら、プリエはゼロの真上を飛行。
その涙は、まさしくダークエルフのもの… ゼロの身動きを取れなくする。
「あー、プリエを泣かせたー!!」
クリエからの強烈なエネルギー弾。
「…!」
何とか抜け出して回避。チャージショットとチャージセイバーで二人を攻撃。

「クリエ、双子パワー使うよ!」「うん。解った!」
二人は遠ざかったかと思うと…
「やああああ!!」「えええええい!!」
二人が激突、交差。
その瞬間に爆発を生じさせ、ゼロを攻撃する。
「やはりか…!」
これを回避。また回転斬りで二人を攻撃。


「わぁああああ!」「きゃああああ!」
クリエとプリエは共に動きを止めた。
「…プリエ、なかなかやるよ、この悪いヤツ!」
「…クリエ、ここは放っておこうよ!私達このまま墜落しても痛くないもん!」

…そう。…まもなく、地上。
ゼロはクリエとプリエに構わずミサイルの先端へ進む。
…このミサイルの着弾させぬために。そうでなければ… 軌道を変えるために。




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