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チラシの裏 3枚目

406俺的アレンジの入ったロックマンゼロ3 第七話 前半:2009/05/21(木) 01:48:13
「正直に申し上げまして…
 あのバイルという者を信用していいものなのでしょうか」

ハルピュイアは、妖精戦争の元凶をネオアルカディアへ招いたことを
不安に思っていた。
「…マだそンナこトヲ言っテイるのカイ…?」

エックスは玉座にどっかりと座ったままだ。
「確カに、彼ノシた事ハ許サレるもノではナイ…
 だガ、彼ハこうシテ改心シ、僕ヲ蘇らセテくレタんだ」
「………………」
「感謝シなくテハね」

「…しかし!」

そこに声がかかる。
「おやおや、四天王ハルピュイア様ともあろうものが陰口ですかな?
 落ちたものですなぁ」
噂をすれば…である。
「アあ…バイルかイ。 ハハハ、スまなイね」

こうなれば楽なもの…バイルは提案する。

「いえいえ…気になどしていませぬよ
 …確かに、『ダークエルフ』を生み出したのはこの私…責任はきっちり取りましょう
 このダークエルフの捕獲、私めに任せては頂けませんかな?」

「………!!」
ハルピュイアが拳を握る。
「あア…イイだロウ やリ方もオ前に任セる事ニすルヨ」
「ははっ、ありがたきお言葉 …必ずや、
 ダークエルフを手に入れ、イレギュラーを殲滅してご覧に入れましょう」
「バイル、貴様…!」

エックスは声を荒げる。
「ハルピュイア…君ノ方コソいイ加減にシタまえ…」


「度重ナるレジスタンスの侵入ヲ阻止でキず、
 何度も敗北を続けタ… 悪いがモウ君達四天王ノ顔は見タクはナイ」
「… エックス様…」

「クヒャーーッヒャッヒャッヒャ!
 残念ですなぁハルピュイア様。 これからは私めが軍の指揮を執ります故…」


そんな所に…。
「エックス様ー、エックス様ー!」
パレットの声。
「…あの、何だか、ダークエルフが市街地に近づいているみたいなんです!」
続いてダグラス。
「後数分もすれば町に入っちまいますよ!どーしますかね……」


「…ソウか …バイル。君ニ早速任セヨう」
その言葉を待っていた。
…もっとも、もっと後の話だと思っていたが。

「…クーックックック… 有難き幸せで御座います
 …それでは私は準備に入りましょう」



「……嘆かわしい。 …ダークエルフの力で
 最早町全体がイレギュラーの巣窟と化しているようですなぁ」

そんなことが一体この短時間で判断できるのか。
「……止むを得ません、この手段をとらせてもらうことにしましょう…」
エックスを背に垂れた、バイルの頭は…笑っていた。


「…!!」


その情報はすぐに伝達される。
「…通信が割り込みます!…これは、これは一体…?」
「繋いで、オペレーター!」


画面に映し出されたのはパレットの顔。
「お願いです、ゼロさん! 急いでミサイル基地に向かってください!
 ゼロさんが破壊したアグニス火山の製造工場ですでに完成していたミサイルが、発射されようとしているんです!」

「…レジスタンスベースへ、ではなさそうだな」
「は、はい!!」

「……あの、お願いです!
 ミサイルをとめてください…町が火の海になっちゃうんです!」
「えっ!?」
「…お前は確かレインボーデビルのオペレーターだろう。…本当か?」

一部のサイバーエルフ達が言う。
「ゼロ…お願い、行って!あの子が言うなら本当よ!」
「私からもお願いします、ゼロさん!」




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