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チラシの裏 3枚目
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「防御、ファッション、攻撃…全てを兼ねたマントでしてねぇ」
シルトは跳び退くがゼロはバスターショットを乱射する。
「こんなものを隠すことも可能だ」
マントの裏に隠したナイフでそれを受け止める。
「…」
お互い一つは命中しなかった。
ゼロはその一つを首を動かし、回避。壁へ突き刺さる。
シルトはショット1発をマントで弾いていた。
「実にマナーのなっていないお客様だ… 私がその身にお教えする必要があると見る」
マントを翻す。
「聖なる戦士といわれた彼を少しは見習いなさい」
彼の手にはサンダーチップ。
「照れるではないか、シルトよ!」
…その声は聞き覚えがある。
「ヘラクリウスか」
「雷の力を彼から頂戴しようと、ね」
コイントスのようにヘラクリウスの人格が植えつけられたサンダーチップを指で弾き、宙へ飛ばす。
チップから雷の力があふれ出す。
自らも跳びあがり…天井へ張り付きそれをキャッチ。…マントで自らの身を包む。
「はっ……!!!」
雷が彼を包む。
マントが変化…紫色になる。
…そして、その姿自体も大きく変化。
大きく立った髪は耳へ、脚は広がり…
…それはまるで。
「ご存知ではなかったかな?
私はネオアルカディア八審官シルト、そして…」
マント…いや、翼を翻し己が身を晒す。
「バイルナンバーズ『ヘルバット・シルト』! あなたは騒がしく…」
バイルが施した改造は、その内面に応じた動物型レプリロイドへの変身機能。
雷の力を受け彼は蝙蝠型レプリロイドへと変化したのだ。
「目障りだ!」
シルトは天井からゆっくりと床近くへと降下。
「しもべよ!」
マントを開き、中から大量の蝙蝠型メカニロイドを飛び立たせる。
「その羽音は騒がしくないのか」
背後へ周りアイスチップを使いチャージ斬り。
「キヒッ!?」
シルトが大きく仰け反った。
「いちいちうるさいお方だ…!」
天井へと張り付き、体を揺らめかせワープ。
ゼロから遠ざかったところで再び現れ、地上へ落下。
「全て避けてご覧なさい!」
マントから、大量の雷の弾を発射。それは壁に向かった後、反射、戻ってくる。
このときシルトに近づいては思う壺。ゼロは氷のバスターショットを放つ。
「キキイッ…!!」
そして電撃の弾を壁へ逃げて回避。天井へ逃げたシルトを撃とうとするが…
「連続では食らいませんよ」
再び姿を消す。
「自在に姿を消せる私に勝機があるのは明らか…」
分身し、地上に雷を落とし始めた。
「許しを請うのです」
だがゼロは本物を見極め、バスターショットで一発。
「おのれ…!?」
あと1発という所か。
「…ここまで私を追い詰めた私からのプレゼントです、受け取りなさい…!」
姿を消す。
「私服の音よ!!」
部屋の中央に現れ、マントを開き、超音波を発生させる。
それは壁へ天井へと反響、増幅されありとあらゆるものを破壊する…
のだが。
「キキッ!? そんな…!?」
ゼロはそれを難なく間を抜け、シルトを叩き落としたのだ。
「うっ……!!」
床へと激しく叩きつけられる体。
マントがガシャリと音を立てて割れる。
「…マナーがなっていない…お前のような者がバイル様にたてつくなど…き、キキキーーーーー!?」
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