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チラシの裏 3枚目
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近づくだけで吹き飛ばされそうになる圧倒的エネルギー。
オメガは、ネオアルカディアの広大なエリア内でバイルのメンテナンスを受ける。
「グオオオオオオオ…」
バイルがスイッチを押すと…8つの画面が表示された。
上段、下段に分かれ…それぞれ4つの画面が並んでいる。
「クーックック…コレは奴らバイルナンバーズの目に同じ…
これからヤツが我がシモベと戦っていくことだろう…」
上段、右から2段目の画面がズームされる。
「…さあ、お前はこれを見てやつの姿、戦いぶりを目に焼き付けておくのじゃぞ…?
クックック…クヒャーーッハッハッハッハ!」
レジスタンスベースにて…
こちらもダークエルフとベビーエルフを捕らえる算段を練っていた。
しかしながら…ネオアルカディアはエックスが前面に進出し…いや、本当は復活を遂げたのだが、
そのせいもあり勢いを強めており、油断もならない。
ネオアルカディアを攻めつつ、ダークエルフを追う…これをどこまで出来るか。
「ゼロさん、至急司令室までお越しください」
「…ゼロ、呼んどるようだぞ」
セルヴォと新しい武器の話をしていた彼は、足早に立ち去る。
「…ああ」
だが別れ際にセルヴォに一言。
「リコイルロッド…使いやすそうだ、感謝する」
その背中を見送りながら…セルヴォはつぶやくのだった。
「世界はまだシエルには荷が重い… 支えてやってくれ、ゼロ…」
司令室…シエルはこう、話を切り出した。
「ゼロ…そろそろ、八審官が動き出したみたい」
「…今まで動いていて、四天王とは戦っても、彼らとぶつからなかったのが不思議なんだけど」
「……教えてもらおう」
シエルがネオアルカディアにいた頃から彼らはいた。
「えっとね…顔写真ならあるの」
並べられたのは個性的な8人の人間型レプリロイドの顔。
「名前の通り、8人居るネオアルカディアの犯罪を裁く者たち。
けれど、戦闘にも長けた強敵だって話よ…
『ブレイジン』『チルドレ』『シルト』『デスタンツ』
『キュービット』『グラチャー』『ヴォルティール』『トレケスタ』
…8人に8つの武器。それぞれが、異なった武器の使い手。」
だが、紹介された所で…エックスさえ倒す段階となっても
名前も出なかった者がどれほどの物だというのか。
「…それが、四天王より戦力になるというのか?」
「それはないと思う。 …けれど一応気をつけて。
何か、様子がおかしいから」
そして、彼はミッションへ向かうこととなる。
「…戦うしかないのかな、結局…」
シエルは呟く。
「お前はお前のするべきことをやっているだろう、俺もそれをするまでだ」
場所は……再生兵器工場。
「動きが確認されたというからには…そこに審官がいるんだな」
「ええ。8人の一人、『シルト』が夜にその工場の外にいるのが確認されたの」
スクラップから新たなるレプリロイドやメカニロイドを生産する工場。
破砕のためのハンマーが動作していたり、工場の隅の穴を利用してネズミ型メカニロイドを忍ばせていたり…油断ならぬ場所であった。
蜂の巣型の防犯装置を破壊し、ベルトコンベアに流れるスクラップを破壊、
振り子のように揺れるワイヤーは、そう見えてその実、侵入者撃退用のメカニロイドであったり。
トラップが満載のその工場を軽々と切り抜け、
工場の最深部へと到達する。
バサリ、と音がする。
「ノックをお忘れですよ」
「!」
セイバーで防ぐ。 …何を?
腕により翻された…異常に硬質化したマントだ。
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