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チラシの裏 3枚目
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転送先はネオアルカディアの都市部から離れた巨大な門。
ゼロは走り出した。
「…もしかしたら、私が昔聞いたお話の場所かもしれない」
「…お話?」
「世界のどこかにあるっていう、大きな大きな…樹の話。
根で世界各地へと繋がっていて、そこには様々な知識が集められているって聞くの」
「そしてその樹の根元には、何か大切なものがあるみたい。
…実はね、私その場所に行ったことがあるの …それは、ネオアルカディアの端にあるのよ!」
「その名前は…?」
『大樹ユグドラシル』 そこが彼がこれから向かう場所だった。
パンテオンたちの警備を強行突破、単純構造のその門を奥へ、更に奥へと進み続ける。
「そろそろか…?」
門の出口にて…彼を待っていたのは一人の女性だった。
「ゼロさん!!」
「…お前、…誰だ?」
目まで覆う紫色の髪に褐色の肌
「私です、『レイヤー』です!」
長身の体に目立つは大きな胸。
「ネオアルカディアは栄養が行き届いていると見る」
シエルが通信を切った。
「…あの、ゼロさん… 私、ここにいたらきっとゼロさんに会えるかと思って待っていたんです」
「…俺を殺しに来たか」
「ち、違います!
…私、ずっと前からゼロさんを尊敬していたんです …私、もうネオアルカディアには居たくないんです!
どうか、ゼロさん! 私を、レジスタンスに……」
ゼロの手を握る。
「ゼロさん…私、 ゼロさんのことが……
『ぶも』…あら?」
ゼロがセイバーを取り出す。
「…結局、お前か」
「え、あのこれは、その口癖でぶも、ぶもも…あの、私その、こんな喋り方じゃあ…」
「誰に化けたかは知らないが、危うく騙されるところだったぞ」
「あっちゃー…もう少し演技指導しとけばよかったかなぁ」
パレットの声だ。
「…ま、まぁとにかくバレたら仕方ないし…ハイ、作戦変更変更ー!」
レイヤーの体が崩れる。 相変わらず、変身を解くと話が出来なくなるらしい。
「ぶも…ぶも、ぶもももももーーーー!!」
「ごめんなさいゼロさん!やられちゃってくださいね!」
レインボーデビルMk2。
「行くぞ!」
跳びあがりレインボーデビルへセイバーを当てる。
「ぶも!?」
腕を固め、反射的にゼロに殴りかかる。
だがゼロはそれを避けてレーザーチャージショット。
「ぶもぉ!?」
液状になり移動。高速回転し飛沫を付着、爆発させる。
「…!?」
炎の力を持っているようだ。
飛沫がまた、レインボーデビルへと集まっていく。
吸収されるところを見計らい、払う、袈裟斬り、振り下ろすの三段斬り。
「ぶももも…!」
レインボーデビルは跳びあがり、巨大な顔の形になって落下、ゼロに襲い掛かる。
「!」
これを回避。レインボーデビルは氷のように砕け、破片となり飛び散る。
レインボーデビルの欠片がまた一箇所へと戻っていく…そこを狙いまたも払い斬り叩く。
「ボディ硬化プログラム開始!!」
「…ぶもっもーーーーー!!」
レインボーデビルがいよいよ怒り出した…腕を振り上げ、体全体を硬化させ始める。
「もっ、もっ、もっ…」
ドシンドシンと動き、部屋を崩し…瓦礫をゼロへと落下させてくる。
これを全て小刻みな動きで回避、レインボーデビルの背後へと周る。
「まずいっ!」
「ぶもももー!!」
レインボーデビルが再度大きな顔の形になりゼロへと落下する。
ゼロはこれを回避、飛び散ったところでまたレインボーデビルへと接近…
「ハァ!!」
チャージ斬りを食らわし、戦いに終止符を打った。
「ぶもー…も………」
「…まぁ、無理ですよね…… …ハルピュイアさんに少し報告しなきゃです」
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