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チラシの裏 3枚目

37俺的アレンジの入ったロックマンX2 6話前半:2009/04/01(水) 23:00:22
「お、おお…!これはこれは『アジール』様…お越しになるなら一言
 おっしゃってくれれば宜しかったのに。如何なさいましたかブク?」
「そうですねぇ…貴方の所は実に適当と言える。少し使わせてもらいますよ」
「ああ、エックスを!いえ、アジール様自らお出ましにならなくとも 私めが一ひねりで始末致しますので…」
「ほほう 我らがシグマ様を一度とは言え破った彼を、貴方が一ひねりできる…と申しますか」

「あ、い…いえいえそんな滅相も無い!!」
「かといって、戦ってつまらぬ負け方をされても困りますがね…何より私が戦いたいのですよ、彼とはね」


「次の指定場所は海中か…」
「元特A級ハンター、バブリー・クラブロスが占拠している海底基地…
 水中メカニロイドの格納庫が彼の指定してきた場所になるわ」
「二人を相手か…やってみるよ」


夕日に照らされた海辺の洞窟。
「ここら辺は水族館があることで有名なのよね…エックス、知ってる?」
「確か…腕の立つ館長がいるって噂なんだったかな…。」

洞窟の中から海水へ飛び込む。
水中を泳ぐサメ型メカニロイドを手早く始末し、また潜っていった所で…

「巨大メカニロイドね…」
腹部のサーチライトで海中を照らす巨大魚型メカニロイドに遭遇する。
「破壊…はどうしよう」
「構わないわ。先へ進みましょ」

メカニロイドは無視して基地へと海中を歩いていく。だが…
「…扉か」
「ここは洞窟内を締め切るための仕切りの役割もしているわね…
 恐らくは基地の中もこういった扉がある。これがある限り、海には出られないわ…」
「別の道を探そう」

そう言ってエックスが引き返した瞬間……。
ガガガガガガ…と大きな音がする。振り返ると…

先の巨大メカニロイドが扉の上で航行を停止した瞬間、
その扉が独りでに開いたのだ。

「…このメカニロイドだけは通すのか…」
「メカニロイド用格納庫……これよ!」
「…?どういうことだろう。」

「このメカニロイドのコアチップを認証して開く仕組みだと思うの。
 だから…このメカニロイドを破壊してしまえば!」
「! 俺が格納庫に入ることが出来る…!
 …よし、試してみるよ」

「このメカニロイドは鋭い刃に弱いわ。」
「それなら…ソニックスライサー!」
オストリーグから得た武器で巨大魚を切り刻む。

まずは尾びれ、次に背びれ、次に小型メカニロイド達を追い抜き前方から頭を狙う。

続いて海底近くに下りてきた際に胸びれ、そして最後に腹のサーチライトを…
「まずい!」
サーチライトにエックスが当たってしまった。その瞬間、メカニロイドはレーザーをサーチライトの範囲と同じ範囲に発射し始める。

「一時距離を置きましょう」
レーザーをかわし、くらげの形をした小型メカニロイドを始末した後、またサーチライトへのソニックスライサー。

「破壊成功!!」
メカニロイドは煙を吐き海底へ沈んでいった。

「…これだな」
「急ぎましょう、基地へ!」

コアチップを手に水中基地へ向かう。
岩壁を登り、基地の正面入り口を通り越し更に上へ。
水面に近づいたところで…見えた。
硬い天井が水面の遥か上で揺らめいている。

水面から勢いよく飛び出し、着地。
倉庫というだけあり、そこそこは開けた部屋だ。
床の扉が閉じ、完全な四角部屋となった所で…彼は姿を現した。


「よかった、私の趣向をご理解いただけたようだ。
 ククク…」

どこからか空間が裂け、紫色の残像が真っ直ぐに地面に降りてくる。

「ようこそエックス。
 私はカウンターハンターの一人…アジール。
 お相手致しましょう…」

ンフフ…と、肩を上下させオーバー気味に笑う。




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