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チラシの裏 3枚目
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レヴィアタンはゼロの強さに心酔していた。
「…フフッ… ごめんね、姉さん」
四天王を作り出すのに必要なのは素体としてのエックスのクローン幼体、
体内に埋め込むエレメントチップ、そして成長の方向性を定めるアーマー。
エックスはアーマーにより自らの能力をある方向へと覚醒させていった。
アルティメットアーマーを使うためには、ファーストアーマーからフォースアーマーまでの
段階を経て、バランスよい成長をさせなければならない。
それをしたのがエックス、その段階を経なかったのがコピーエックスであった。
初めから凄まじい力を得たが、成長が早すぎ体も心も追いつかず、結果器用貧乏へと。
全ては、完全な統率者の復活のため。
だがもし…生まれたときから一つの属性、一つのアーマーだけを装着させたとしたら?
…恐らく、一つのアーマーの目指す方向にのみ偏った能力を得た……
そう。アーマーに最大限に適応する存在になれるであろう。
それはきっと…エックス以上にアーマーを使いこなすことが出来る。
エックスのDNAに刻まれた、ライトナンバーズ達の遺伝子もまた、それにより発現するのだ。
ハルピュイアはエックスの中の風の力を操るロボットの遺伝子を発現させ、雷の力を持ち、
ファルコンアーマーに最大限に適した体を手に入れたもの。
ファーブニルはエックスの中の火の力を操るロボットの遺伝子を発現させ、火の力を持ち、
ガイアアーマーに最大限に適した体を手に入れたもの。
ファントムはエックスの中の影と刃を操るロボットの遺伝子を発現させ、闇に紛れる力を持ち、
シャドーアーマーに最大限に適した体を手に入れたもの。
だがファントムの前に、空、陸と来て海を支配出来るレプリロイドも作りたくなった。
…だが、壁にぶち当たる。
エックスには氷の力はあっても水の力はない。…発現させるには…男性の体では不可能なのだ。
有り得ない事態。 …エックスの「女」の性別を獲得して生まれた幼体でなければ…水の力は扱えない。
大きな差異があってはならない。女のエックスの幼体を得るため……ネオアルカディアは女性レプリロイドのDNAを探し続けた。
エックスのDNAと近い、『適合者』を探す為に。
…そしてそれは見つかった。エックスの、最も近い場所で。
レヴィアタンはいよいよ、エックスの死の後にその事実を知ったのだ。
「……私だけが本当の子供ってわけか。 …とんだ相手を好きになって…ごめんなさいね」
星空で散っていった…母であった姉を思い、岸辺で彼女はジャベリンを砂浜に突き立てた。
レヴィアタンの想い人は一体今どこへ?
…輸送機工場内にいた。
「よーーーーーーーーーう!
ゼロじゃねーーーーーーーーーーーかーーーーーーーーーーー!」
ゼロは呆れていた。
(声が大きくはないか)
ファーブニルは満面の笑みで彼を迎え討った。
「待ってたぜーーーー!さぁさぁー!
今すぐやろーーーすぐやろーーー!いっくぜーーーー!」
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