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チラシの裏 3枚目
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「シエル。サイバーエルフの反応はもう残っていないようだ」
今までのミッションで向かった場所のサイバーエルフを全て回収。
大分時間がかかったがひとまずは、救出すべきエルフは全て揃ったこととなる。
ゼロのバックパックから、サイバーエルフが溢れだし…シエルの元へと集う。
「うん。みんなゼロに感謝してるわ…エルフ達の世話は私に任せてね」
戦士系、魔法使い系、動物型、天使のような格好のもの。
…様々なサイバーエルフが存在し、その用途も様々。
「まぁ、力を使うことなんてないから…そんなの関係ないんだけどね」
「ああ」
それは死を意味するから。
「でも私達、何とかしてゼロの役に立てないかなー」
「そうですねー………」
シエルはその様子を見て何か嬉しそうではある。
「…何とか研究をこの前から始めてる。安全に、ゼロの役にいつか立てるといいわね」
エルフ達も喜ぶ。
「うん!!」
「私も、是非ゼロさんのお役に立てればと…」
「はぁ…それよりエックスの場所が私は知りたいわ」
口々に話し始めるエルフ達。賑やかなことである。
「所で、クワガスト戦で俺が使った力は何だ?…チャージショットが変化したようだが」
シエルはそれを聞くのを待っていた。
「エックスと同じならそれは多分…『EXスキル』だと思う」
「EXスキル…?」
イレギュラー戦争時代における、エックスの『特殊武器』
ゼロの『DNAラーニング』そのままである。
その違いは…技術の進歩により、高度なDNAデータを持つため
英雄達のボディにすぐに認識され、倒すのみで感知するため
科学者の存在を必要とせず、より本人の能力の一部として扱いやすくなったこと。
反面、面倒な点もある。
高度なDNAデータを持つことで、その損傷が起こりやすく、
純度の高いDNAデータを感知することが難しいらしいのだ。
現在手に入れているDNAデータは3つ。
ウロボックル、フラクロス、カムベアス。
失敗したのはマグマニオンとクワガスト。
「クワガストへトドメを刺したあの一撃は、カムベアスから手に入れたEXスキルだと思うわ」
「なるほど…」
「ためしにバスターショットで試してみて」
「やってみよう」
その時。
「た、たたた、大変だよぉ聞いておくれゼロさん!」
「大変なのーーー!!」
ロシニョルとアルエットが駆け込んできた。
「どうした。」
「エルピス司令官が行方不明なんです…」
オペレーターがやってきた。
「………エルピスが?」
記録されていたのは、落ち込んだエルピスの顔。
「……ハハハ… …本当に… 私はバカな男です」
がっくりと膝をついたエルピスの、力ない顔。
「…全ては私の責任。…私に力がないためです
私の作戦のせいで… 皆さんを不幸に追いやってしまった」
そのまま、床へと体を落とす。
「…力が欲しい………」
拳を握る。
「力が欲しい…」
再び体を持ち上げ、その両掌を見つめる。
「何者にも負けない力が欲しいよ……………!!」
「……ここまでです」
「転送記録があるはずだ。俺が向かったものは避けて他の記録を当たってみろ」
「…はい。そうなりますと…」
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