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チラシの裏 3枚目
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「逃がしてはくれないか」
背後の岩壁を粉々に粉砕し、現れる。
追跡軍の切り札、巨大メカニロイド…『メガ・スコルピア』だ。
100年前、ある組織が使っていたメカニロイドの兄弟機である。
その腕のハサミでバスターはガードする。
ハサミのガードがない所を見計らいチャージショットを放つ。
尾がゼロ目掛けて地面に突き刺さり、その周囲を粉砕する。
そのタイミングでゼロはスコルピアの頭へと近づき、セイバーで一撃、同時に戻る。
ハサミが飛んでくる。これは先ほどと同じように大きく跳んで回避。
セイバーを頭へと直撃させる。戻ってきたところをまた跳び…
バスターを一発。ハサミで防がれる。その間にチャージ。
ハサミによる防御が解けた瞬間…トドメの一発、チャージショット。
尾が力なく落ちる、動きが止まる、そして爆発。
「………」
気は抜かない。…爆発に紛れて何が来るか解らない。
…だがそのまま爆発。辺りに静寂が戻る。
…5秒。 …何も起こらない。やっと彼は安堵する。
…だが今度は、脚が動かない。
まぶたが重くなる。体が重くなる。
「……さすがに、限界…か」
そして…彼は倒れた。
風が彼の姿を消していく。 …また強い風が吹き始める。
「……居ましたね」
すっと、スムーズな動きで地面に柔らかく落下する4つの脚。
……蘇ったかつての敵…『アステファルコンR』だ。
そして…それに乗るは四天王の一人、ハルピュイア。
「ご苦労」
…あれから1年以上。彼らはネオアルカディアを任され、
色々なことを調べて回った。
そしてその中に、彼らが仕えていた、ゼロが倒した『エックス様』についてのことも知った。
だが、本物であろうとなかろうと。 彼が仕えるべき相手が増えただけである。
…もっとも、その二人ともが今は亡き存在なのだが。
主君の仇が目の前に倒れている。
「…見つけたぞ、ゼロ」
アステファルコンRが爪で地面を踏みしめる。
…ハルピュイアにとっても、かつて自分を負かした相手。憎き敵。
「…さて。このまま殺してしまうか」
「…それとも………」
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