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チラシの裏 3枚目

344俺的アレンジの入ったロックマン3 ED:2009/05/08(金) 03:10:52
「最後だワイリー …タップスピン!!」

巨大なガンマの腕から作業台リフトへと飛び乗り、そこからガンマの頭へ
タップマンから得た特殊武器を発動。

高速回転を開始。頭脳部分からコックピット後部、首、胸までを抉り、外へと出、回転を止める。

「…な、何でじゃあああああ!?」


ガンマが崩壊。搭乗席からワイリーが投げ出される。
「す、すまなかった!ワシが悪かったーーーー!」

土下座で謝るワイリー。
…もうロックマンは知らんぷりを決め込んでいた。


だがそこに…
「…な、し…しまったぁ!!」

ガンマが崩壊したことで研究所自体が崩れ始めた。
「どうすれば…」


瓦礫が落下してくる。
「わ、わああああああ!?」
ワイリーの頭にも。
「ぐえ!!」

「っ………!!」
そしてロックマンにも。
脳天に瓦礫が落下、強烈なショックで意識を失う。
「うっ……あぁ… …ああ…」
そのまま瓦礫の下敷きに。



こうしてロックマンとワイリーは共に研究所の下敷きに……
いや。それを許さない者が一人いた。
「ロックマン、大丈夫か!!」
瓦礫を破壊。救出する。だが……
「Drワイリーは… ダメだ、間に合わない!!」



ライトのことは許せない。許す気もない。
…だが、弟達になんら罪はない。

だが彼は結局、ロックマンの意思に敗れた。
スクラップになっても、いずれ滅びる運命にあっても
それでも戦いたい、守りたい者達がいる…ということ。

…ならば、その様子を遠くから見守ろうと決めたのだ。



「ロック、ロックーーーー!!」
ロールちゃんの声。

…目を開ける。
ライト博士が喜ぶ。
「…おお、ロック、目覚めたか!!」
目を開ける。
「…はか…せ…?」


そして6人の弟達の歓喜の声。
…嬉しそうだ。…こんなにも自分は恵まれている。

そして、それを作ったライト博士が…あんなことをするはずがない。
ブルースとも、きっと…。

「しかし、一体誰がお前を助けたというんじゃ……?」
「…さぁ……。」


すると、口笛が辺りに鳴り響く。
「ん…あれは…?」
「!!」

「誰の口笛かしら……」

ロックマンは走り出した。…その口笛の奏でられる方向へ。


息を切らして走る。走り続ける…。ただ一言、有難うを言うために。

…そして、いつか帰って来るように彼に言うために。


ロックは走り続ける。しかし……

口笛は、いつしか止んでいた。彼はもう近くには居ないのだろう。
でも、いつかきっと会える。 …自分が守り通した、自分の色の空を、
ロックマンはただ見上げるのだった。

…木陰のUFOに気付くことなく。
そして、そのUFOに搭載されていた…ガンマの中に納まっていた8つの星のエネルギーがいずれ引き起こす事態を、何も知ることなく。




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