レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
「すまなかった、今度こそ世界征服は諦めるから、お願いだロックマン!!」
「……本当にもう」
Drワイリーは、監視の意味も含めてライト博士に協力してもらうこととなった。
これできっと、改心してくれるはず。
協力とは、宇宙開発のこと。
土地を開発するが如く、遠い宇宙の惑星を…今、様々な形でその星の特性を活かし、開発を行っているのだ。
開発先となるのは8つの星達。
それぞれには特有のエネルギーがあり、
それらを集めることで新しいエネルギーを作り出せるとされている。
8基のロケットに8体のロボット。人類の夢は、こうして打ち上げられたのだった。
Drライトと、Drワイリーの共同作戦によって。
…8体目の打ち上げの瞬間を見届けた二つの背中。
「いやー…お前が協力してくれて助かったよ、ワイリー。」
ライト博士は言う。
「なぁに。気にすることはないわい。散々迷惑をかけてしまったのだからな」
その様子を見ているのはロックマン。手にはロケットの巨大フィギュア。
「……よかった」
「ロック、そろそろ帰る?宇宙グッズとかも貰ったことだし!」
ロールちゃんが、どっさりと宇宙グッズを貰ってやってくる。
「ど、どうしたのそんなに…」
「タダでもらえたんだし、いいじゃない。
要らないなら誰か友達にあげることも出来ると思うしね」
無駄遣いをしないロールちゃんにしては珍しく。
彼女は機嫌がよかったのだ。そろそろ…カットマン達の修復が最終段階に入っていたからだ。
「…そうだね」
帰りの電車を待つ。
「Drワイリーはどこへ行ったんですか?博士」
「ああ。少し航空宇宙局に呼び出されているようだから、後で来るそうじゃよ」
しかし静寂はすぐに破られる。
慌てて飛び込んできたDrワイリーの声によって。
「たたたたた、たたたたた大変じゃああああ!!」
「ど、どうしたんじゃワイリー!」
駅に緊張が走る。
「最初に宇宙へ向かった第一号のタップマンが…」
「タップマンが、タップマンが暴れておるらしいのじゃ!」
タップマンが向かったのは、植物の生育に適した土の組成をした惑星。
そこは宇宙開発の第一歩として、人工温室を作り上げ、
植物の光合成により人間の住める環境を作り出す試みの行われている星。
巨大な温室ドームの中で、彼が暴走を起こしたというのだ。
「…急がなきゃ……!」
他7人のロボットは多忙な上…直接の転送は不可。
……ロケットを使い宇宙へ旅立つこととなる。
「行ってきます、博士!」
二人の博士が声援を送る。
「頑張るんじゃぞー、ロックマン!」
かくして、9つ目のロケット打ち上げの手続きは行われた。
皮肉にもその間に、ロボット暴走のニュースは次々とその件数を増加させていた。
「…どういうことなんだろう。」
新たなる戦いの始まり。しかし…ロックの思考は、口笛により中断される。
「…誰だ!!」
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板