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チラシの裏 3枚目
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砂嵐。 ……風の音。 …真っ暗闇。
そこに、懐かしき声がこだまする。
「君が、僕を残し この地上を去ってから…」
ゼットセイバーを投げてよこした者の声。
「僕はたった一人、100年近くもの間、途方もない数のイレギュラーと戦っていたんだよ」
「それは、辛く悲しい 孤独な戦いの日々だった」
…ネオアルカディアの冷たい君主の声のようでもあったが…
違う。
「でも、何より一番 辛かったのは」
それは……
…友の声だった。
「段々何も感じなくなっていく、自分自身の心だったんだ。」
彼はわかっていた。
命を奪うことに、何も感じなくなること…それはイレギュラーであると。
そして…コピーエックスがそうであり、自分もまた…そうなるところであったと。
「………ゼロ。」
聞こえているのか、聞こえていないのか…分かりなどしないが、
確かにそこにいる赤い彼に向かい一言を告げる。
「君にこの世界を預けてみたい」
人と、機械のために戦う者の称号…
『ロックマン』
「…僕を、もう少しだけの間…眠らせておいて欲しい」
思いは託され、ここに…生まれの異なる新たなるロックマンが一人、誕生した。
…ロックマン・ゼロ。
最後に一言。
「ごめんね…」
彼は姿を消した。
「………」
起き上がる。
「……全く、我侭な奴だ…」
しかし、彼にはわかっている。その理由も。
「…だが、そんな奴だからこそ 共に戦うことが出来たんだったな」
ふと、気配を感じ振り返る。
「………。」
そこにいたのは、彼を出迎えるレジスタンスの仲間達…
…ではなかった。
おびただしい数の、無数のネオアルカディアの軍勢。
コピーエックスは、最も彼に近いパンテオンでしかなかった。
四天王もまた、エックスの子供。
逆に言えば、彼を殺さんとする、世に犇くコピーエックスはまだ… こんなにも沢山いたのだ。
…戦いは、まだ何も終わってなどいやしない。
「…我侭は聞いてやろう
暫くは俺に任せてゆっくり休め…」
目を閉じる。
「…俺は悩まない。」
呼吸を整える。
「目の前に敵が現れたのならば……」
見開く。
「叩き斬る…までだ!」
そして彼は戦い続ける。
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