レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
シエルがゼロの元へ走ってきた。
「…アルエットがお前から聞いたということを一つ確かめたい」
「…」
シエルも予想がついていた。 …エックスも。
「お前の隣にいるそれは… エックスのコピーだな?…お前が作り出した。」
エックスの表情は変わらない。
「…ええ。 エックスのコピーを作り出し…ネオアルカディアをこんなにしたのは… 私よ。
…全部、私の責任なの」
エックスがここでフッと含み笑いをする。
「僕の生みの親であるあなたに感謝するからこそ、僕はこうやって
あなたを許そうっていうんじゃないか。」
「…レジスタンス全員の命と引き換えに…。」
「でなければ、僕に完全なエックスの記憶を授け、
ゼロをネオアルカディアの一員として加えることを…条件にね」
「名実ともに本当のエックスになるためには記憶は不可欠だし…
彼なら四天王を補って余りある働きをしてくれそうだ。」
そしてシエルを上を向き気味な顔で見下ろす。
「でなければ…」
「…粛清者としての功績を挙げることがいいかもね。」
誰からも本物のエックスだとされても、極一部の者と自分のみが知ることから来る苛立ちの解消。
それがエックスの目的だった。
「……さぁ、どうする。
ゼロ。それとは関係なく君にもこちらへ来てもらってもいいんだ
このネオアルカディアの美しい聖域を見て思っただろう?」
「昔の君や、オリジナルのエックスですら作れなかった理想郷がやっとここ、ネオアルカディアに実現したんだ」
「…いいんだ、こちら側に来ても。
わざわざ世界の敵になる必要なんてない。 …ここが英雄の居るべき場所なんだ」
くすりと笑う。
ゼロはその言葉、喋り方で何かエックスの何たるかを思い出しはしないか。
目を閉じて聞いていたが……。
結論が出る。
「紛い物だな」
エックスの目が細まる。
「…」
「下らない偽物に過ぎないと言ったんだ。 …お前も、この世界も」
シエルも、彼の肩を強く掴み…エックスを睨んだ。
エックスの目元がピクリと動く。
「シエル、君も同意見か。………へぇ」
「やっぱり面白い人だったよ、君は。まぁ、楽しい話が出来ただけ…貴重な体験だった。」
腕をクロスさせる。
エックスに膨大なエネルギーが集中。施設全体がガタガタと揺れ始める。
「それじゃ…」
光がエックスを包む。
腕を解き、アルティメットアーマーを生成。
「仕事を始めますか。」
機械翼のデザインが真っ白な翼へ変化、カラーリングは白、腰周りは動きやすいようスーツのみ。
100年前のオリジナルエックスのそれとは違うものだった。
「イレギュラーハンターの、ね」
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板