したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

325俺的アレンジの入ったロックマンゼロ1 第十八話 前半:2009/05/06(水) 01:23:25
「この塔は一体どこまである…」
このさきは、きどうエレベーターっていうんだって! …アルエットは言っていた。

軌道エレベーターの意味が理解できないゼロは、ひとまず足場に乗っていく。
敵の攻撃も何のその。
戦争時代の力を取り戻したゼロの敵ではなく…

エレベーターはすぐに止まった。


「……」
だがおかしい。扉も何もここにはない…
「…………そうなると」
壁だけが続いている。
上を見上げようとしても、最上階が見えない。
「…こうするしかないか」

壁を蹴り、登り始めた。


軌道エレベーターは実に、地上3万km以上もの高さを持っている。
青空の中だった聖域からは…後どれほど登らねばならないか?
そう、『壁を蹴って』。
…ゼロの力が試される時だ。



「…時間の感覚がなくなってきたな。」
途中作業用リフトの力なども借りつつ、砲台を破壊したりなどしつつ。
有り得ない速度で登り続けたゼロは…何時しか、ネオアルカディアの塔と呼ばれる
この起動軌道エレベーターの、最上階にまで達していた。


衛星軌道上に作られた巨大施設…エリアXの入り口にて。
二人のシエルと、縛られたセルヴォがそこにいた。
「ゼロか…!?」
「……セルヴォ…。 シエルはどっちだ」

振り向く。
「ゼロっ!」
「ゼロォ…」
右のシエルは目に涙をため、左のシエルはグニャリと歪む。

「キェヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!」
左のシエルの腕が縦1mほどに肥大化、右のシエルの体を一掴みにする。
「あぁあっ……!!」

セルヴォが説明する。
「こいつは…レインボーデビルだ! ファントムのいる部隊の兵器で…!
 ロストデータを使っているようだ… コアを…コアを狙うんだ!」

顔部分はパンテオン。レインボーデビルはそのまま色が変化…ぶくぶくと膨れ上がり虹色のスライムへと変化。
シエルをその内部へと取り込む。

「…! むー! …むぐ!!」
セイバーを構え、戦闘を開始する。


「厄介な相手だな」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板