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チラシの裏 3枚目
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「この塔は一体どこまである…」
このさきは、きどうエレベーターっていうんだって! …アルエットは言っていた。
軌道エレベーターの意味が理解できないゼロは、ひとまず足場に乗っていく。
敵の攻撃も何のその。
戦争時代の力を取り戻したゼロの敵ではなく…
エレベーターはすぐに止まった。
「……」
だがおかしい。扉も何もここにはない…
「…………そうなると」
壁だけが続いている。
上を見上げようとしても、最上階が見えない。
「…こうするしかないか」
壁を蹴り、登り始めた。
軌道エレベーターは実に、地上3万km以上もの高さを持っている。
青空の中だった聖域からは…後どれほど登らねばならないか?
そう、『壁を蹴って』。
…ゼロの力が試される時だ。
「…時間の感覚がなくなってきたな。」
途中作業用リフトの力なども借りつつ、砲台を破壊したりなどしつつ。
有り得ない速度で登り続けたゼロは…何時しか、ネオアルカディアの塔と呼ばれる
この起動軌道エレベーターの、最上階にまで達していた。
衛星軌道上に作られた巨大施設…エリアXの入り口にて。
二人のシエルと、縛られたセルヴォがそこにいた。
「ゼロか…!?」
「……セルヴォ…。 シエルはどっちだ」
振り向く。
「ゼロっ!」
「ゼロォ…」
右のシエルは目に涙をため、左のシエルはグニャリと歪む。
「キェヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!」
左のシエルの腕が縦1mほどに肥大化、右のシエルの体を一掴みにする。
「あぁあっ……!!」
セルヴォが説明する。
「こいつは…レインボーデビルだ! ファントムのいる部隊の兵器で…!
ロストデータを使っているようだ… コアを…コアを狙うんだ!」
顔部分はパンテオン。レインボーデビルはそのまま色が変化…ぶくぶくと膨れ上がり虹色のスライムへと変化。
シエルをその内部へと取り込む。
「…! むー! …むぐ!!」
セイバーを構え、戦闘を開始する。
「厄介な相手だな」
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