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チラシの裏 3枚目
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ファントムは忍刀を手に駆け出す。
「斬!」
飛び越えると同時にセイバーで一撃。
「ぬ」
武器を持ち替え、バスターショットの連射で動きを止める。
「くっ!」
その間にチャージ。
「ゆけ」
「ハッ!!」
チャージしたシールドブーメランを投げる。
と同時にファントムも手裏剣を投げる。
「ゆくぞ」
戻ってきた手裏剣に乗る。
ゼロは手裏剣を回収しセイバーに持ち替えてファントムを斬る。
「とう!」
手裏剣に乗り、ゼロへ向けてクナイを落下させる。
1回、2回、3回…
だがどれも回避。落下してきたところに回転斬り。
(流石にお前相手には三段斬りをかます余裕はない)
ファントムの体が大きく縦に裂かれる。
「ぬうっん…!」
ファントムがポーズを取り、影に隠れる。
「…」
4つのファントムの影が現れ、ゼロを囲む。
「その手には乗らん」
影の一つを攻撃した瞬間…
「かかったな!!」
それはニセモノ、パンテオンの一体に過ぎなかった。
ホッタイドにしたように上から落下、串刺しにしようとするファントム。
「…」
敢えてニセモノを突いたのだ。一歩避けてそれを回避。
「… 何時の間に!」
シールドブーメランが落下直後のファントムを襲撃。
「うっ…!!」
わき腹を抉る。
「貴様…」
ゼロへ向かい駆け、忍者刀で斬りかかる。
ゼロはまたも飛び越え、向きを変える瞬間を後ろからチャージショット。
「………ならば…」
黄色のオーラが発生。
「滅!」
ファントムの体を中心に、闇が広がっていく。
「………何だ?」
ファントム自身も姿を消す。
「是ぞ我が必勝の型『朧舞 月無』」
どこからともなく声がし、クナイを投げる。
「…!」
これを回避するが反対側からクナイが投げられる。完全に姿を消す攻撃のようだ。
どこにいるか全く目で追うことが出来ない…。
攻撃の出所を見極めた上で高速で迷いなく移動、攻撃を放てるかがポイントとなる。
ゼロは…それが出来た。
1回目はチャージショット。
2回目はシールドブーメランの返しで攻撃。
3回目…いよいよ「その攻撃」が放たれた。
ゼロの体に光が集中。…その手にはゼットセイバー。
そう。…可能だったのだ。不可能とされていた、セイバーのチャージ攻撃が。
それは、ゼロのかつての大技、アースクラッシュを得意の剣技と組み合わせ放つもの。
闇の中に光を放つゼロの体が舞い……セイバーを両手に構え…
出始めたクナイを全て空中でかわした上でそこにいるファントムへと力の限りに振り下ろし……
床を破壊。瓦礫を巻き上げ……巨大な穴を生成する。
「はああああああ!!!」
エネルギーがセイバーの刀身だけに留まらず、あふれ出て飛散。闇を…晴らした。
「ぬうううっ…ぐ!!」
ファントムは膝をつく。
「…やるな… …だが」
…「だが」。
「だが、この工場内にはすでに大量の爆弾が仕掛けてある…」
それはファントムの二重の策。
「後数分もすればその全てが爆発する… 解除できるものなら、やってみるがよい …さらば!」
ファントムは姿を消した。
「…ゼロ、ゼロ!!大変…そこから逃げて!
EC生産よりもあなたの命が大事なの、そこから逃げて!!」
とシエルが言っている間にも、ゼロは迷わずに工場内へと向かっていっていた。
「…………解った。…私、サポートするわ。時間がなくなったら強制転送するけどね」
「いいだろう。それまでに全て…俺が解除しよう」
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