したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

319俺的アレンジの入ったロックマンゼロ1 第十五話 前半:2009/05/05(火) 23:16:12
「やられてきたわ…… なかなか…ゼロったら強いわね……ったた……」
「はいはーい。ハルピュイア、ファーブニルの二人は外に出ててね?」
扉を閉める。アーマーとスーツを脱ぎ、裸の状態でメンテナンス用カプセルの中へ。

レヴィアタンは女性なので、彼女の回復担当は男性技術者ではない。
「ゼロ相手によく頑張ったわ さ、回復するわね… まぁまずこれ飲んで」
飲料式エネルギー缶を渡す。
「コーラの方がよかったのに…」
しぶしぶ口に含む。

「これで4人中3人がゼロに挑んでいったのね………。さて。ファントムはどう出るのかな」
顔以外カバーに覆われる。
「ファントムにはもう伝えてあるわよ?…斬影の人たちってどう戦うのかしらね」

「……わっかんない。それより姉さん姉さん。ゼロって…強いの?」
「言うとすれば…早い内に仕留めて置くべきだった、かしらね…勝つつもりなら」

「ハルピュイアにアイスチップを使ってギリギリで勝ったと思ったら、
 ファーブニル相手に正々堂々といい勝負して勝って、
 私相手には、水中という不利な状況で割りと危なげなく勝ってる。
 ………どうなってるの?やっぱり本来の力に近づいてるのかしら。」
女性科学者は何も言わない。
「…あなた達が危なくなったら、すぐに私が転送しますからね。」
「何そのお母さんみたいな言い方ー…」

「立場的にはそれに近いでしょう? …さ。私エックス様に呼ばれてるようだから行かなきゃ」




そしてレジスタンスベースでは。
「お疲れ様。…ゼロ、段々メンテナンス時間が少なくなって行ってるみたいね」
時間が取れない訳ではない。傷が浅いのだ。
「だが四天王はやはり強い…。次は恐らくヤツが来る。ホッタイドにトドメを刺した奴が。」
「ファントム…だったわね」

「奴は今までの奴とは、何か違うものを感じる。四天王の中でもな」
「………。」

「また、頼みたいことがあれば言え。それまでは俺は腕を鍛えておく」


それから7日が経過……ゼロは寝ずの鍛錬を行っていた。
…そして声がかかる。

「…ゼロ。ちょっと来てくれないかしら。」
「…ミッションだな」



8日目の夜中だった。
「…何だ」

次なるミッションは、工場防衛。
オロティックのいた工場区画に行ったきり、丸3日メンバーが帰ってきていないのだという。
今回はその捜索。


「………。」
ゼロは工場の外観を見回す。…真っ暗で何も見えないが。
工場内に閉じ込められたか、或いは足場を踏み外したか…
そんな可能性も考慮に入れながら歩く。


…あくまで『そんな可能性』。一番に考えていたのは…これだった。
「…。」

投げられたクナイを軽々回避。
「…奇襲を避けるとは敵ながら見事」

闇の中に赤い揺らめきを残し白い仮面が落下してきた。
……ファントムだ。
「拙者の名は四天王『ファントム』」
体勢を整える。
「美しき表の世を守るがエックス様ならば、」
忍者刀を取り出す。
「汚れし裏の世は拙者が裁く」

右手からは巨大な手裏剣。
「エックス様にあだ名すイレギュラー・ゼロ…」
体勢を低くし、戦いを始める。
「拙者がその影一つ残らず斬り捨ててくれようぞ」
金の髪と赤のマフラー。共に黒が入ったボディ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板