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チラシの裏 3枚目
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シエルは映像を確認してみる。
…敵の群れの中を突っ切り、その全てを炎へ変え、
斬り、撃ち、突き、破壊し続けるゼロの姿。
……有り得ない。
ゼロが、もしこれでもなおイレギュラー戦争時代の力を出し切っていないというのならば…
一体、イレギュラー戦争とは如何なる戦争だったのだろうか。
そして、それに匹敵する四天王の力。更には、恐らくそれを超えるであろう…最強の存在、エックスが持つ力。
最早、シエルの想像のつかない戦いへと局面は進んでいき始めているのだった。
「へぇ…今度は弱点チップなしでファーブニルを倒したって訳?」
「ち、ちっと手加減したんだよ!!」
「手加減なんて言葉アンタ知ってるの?」
「…うっ。 …まぁー…ここだけの話、楽しかったぜ♪」
「まぁアンタがこれだけコテンパンにやられる相手となるとね…
さて。残るは私とファントムだけど…どちらが先に行く?」
「拙者は綿密な計画を立てる故。」
「そう、なら次は私の出番ね。 …どんないい男か楽しみ♪」
「おう、写真見せてやろーか?」
「いらないわよ。 …こういうのは直に会ってみるのが一番なんだから」
そしてまたも技術室。
「おお、ゼロか! ロストデータから手に入れたもう一つの武器が完成したぞ」
小さな円盤が一つ。円には一本の棒が持ち手として存在する。
「これを持った腕を前に突き出し、力をこめてご覧」
「…ふむ」
握り、力を込めるとすぐにそこから回転する円形の光の刃が展開する。
「それは、シールドブーメランといってね。
敵の攻撃を防ぐことも、チャージして投げることも出来る代物だ
…悪いが、ちょっと扱いが難しそうだからあまり近づけないでおくれよ…?」
セルヴォはじりじりと後退する。
「今、チャージと言ったか…?」
「…ああ。そうだな」
セルヴォが説明を続ける。
「どうやらチャージ能力は何もバスターショットに限った話ではないらしい。」
「最強の力を持つ『ゼットセイバー』は流石に不可能だろうが…
『トリプルロッド』はチャージ可能なようだし、『シールドブーメラン』は元から可能なことが前提の『武器』だ
『防具』というわけではない。」
「そしてエレメントチップは腕に仕込むもので、君の腕が持つその、チャージ機能と直結している…
即ち、チャージ攻撃でなければ敵の弱点を突くことは不可能ということだね。」
「……セイバーは4つの武器の中では最強の破壊力を持っていると見られるが、
属性を持った敵が相手ならば他の武器の方が攻撃力は高いのかも知れないな」
セルヴォの話はそこまでだった。
「わざわざすまない…。…練習を行っておく。」
そしてシールドブーメランを使いこなす訓練の開始。
チャージ…そして投げる。楕円軌道で相手の胴を切り裂き、ゼロの元へ戻ってくる。
「……。」
また投げる。
そしてトリプルロッドの訓練も怠らない。
敵に突進して突き、背後に回り突き、宙から相手の頭蓋を砕く刃を突き出す。
…日付は進み…。
ゼロはシエルに呼ばれることとなる。
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