レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
ゼットセイバーが風を斬る。
バスターショットが壁へ突き刺さる。
トリプルロッドが大地を貫く。
「…こんな所か。」
対四天王戦用のゼロの出来上がりであった。
無論、それだけではない。身のこなしも見違えるようであり、ゼロの能力は格段に上昇していたのだった。
「…呼んだか」
「ええ、ゼロ…。 とうとう来るみたい。敵の地上部隊が…」
砂漠の西から上陸してくるは敵の大群。
「正直、不安… あなたに勝てる相手なの…?」
「…やってみるしかないだろう。」
セイバーをしまい、戦いの場へと赴く。
「さーーーー!やってきたぜーーゼローーーーーー!
俺を楽しませてくれよなぁ!!」
彼の前方には…無数のヘリの姿があった。
地響き。無数の機械音、それから発せられる熱が砂漠を更に熱くする。
真っ黒な影…おびただしい数のイレギュラーだ。
ゲート前には沢山のレジスタンスの姿。その先陣を切るはもちろん。
「来る!! …お願い、なるべく数を防いで、ゼロ!」
セイバーを抜き……
駆け出した。
「行くぞ」
無数のパンテオンが向かってくる。
斬る、払う、跳ぶ、撃つ、突く。
一撃たりとも食らうことなく鉄壁の守りを展開するゼロ。
それだけではない。
ゼロは先へと進み、無数の軍勢を一気に押し返しにかかる。
だが敵は増える。
どんどん次から次へとパンテオンは押しかけ、走行レプリロイドは一直線に走り、
砲台メカニロイドは次々とゼロにエネルギー砲を浴びせにかかる。
回避、攻撃、三段斬り。
跳び、撃ち、低姿勢ダッシュからの一閃でパンテオンを両断。
現れる砲台の弾を回避しそのままチャージショットで破壊。
空から襲い掛かるコンドルも襲う前に地上から跳び斬り落とす。
ヘリが増員にかかる。
だがパンテオンは降りて早々ゼロにより大量に切り刻まれ、その全てが一瞬にして連鎖爆発を起こし、散っていく。
ヘリから現れたタイヤ付きのメカニロイドもトリプルロッドで突かれ、動きを止め崩壊し続ける。
そしてどんどん先へ…先へ。
「…オイ……… アレ、敵の全力だよな」
「………俺達の所にまるで…敵が来ないぞ」
黒い群れが次々に動きを止め、赤い炎へと変わっていく。赤い小さな影が駆け回るその場所から次々へと。
一切の傷を負うことなく、ものの2分もせぬ内に…砂漠を覆う軍勢は一体残らずゼロにより死の海へと変えられていったのだった。
「…………ゼロさん、一体どうなっちまったんだ?」
敵すらも恐れるその力の前に、ようやっと対等な力を持つ者が現れる。
「ハーッハッハッハァ!」
ヘリから飛び降りたのはがっしりとしたボディの、赤いレプリロイド。
「よお、お前がゼロか!!」
「…四天王だな」
「おう!俺は四天王の一人、『ファーブニル』!
レジスタンスに凄腕が現れたってんで、はるばるネオアルカディアからやってきたぜ!!
『ガイアアーマー』から作られたこの俺様を満足させてくれよ、英雄さんよォーーーー!!」
そして拳を振り上げ…
「ぬぉおおおおっ!!!」
己の士気を鼓舞する。
賢将ハルピュイアに続き現れるは闘将ファーブニル。無数の軍勢を纏め上げる実力者がここで戦いを挑んできた。
「オラぁああ!!」
ジャンプ…そこから拳を地面へたたきつけ、衝撃波を発生させる。
これを飛び越えて…一撃…から
ゼロは目にも止まらぬ速さで円形に回転、ファーブニルを斬りつける。
「なっ!!」
そこから派生させるは三段斬り。体重を乗せ落とす、断つ、払う、斬る、叩く。
一気に繰り出されたのは5連撃。
「て、テメェ…!?」
両腕のバスターから炎のショットを放つ。
これも潜りチャージショット。以前より数段早い。
「のぁああ!!」
「や、やるな…!!」
ダッシュするが…これもかわしてトリプルロッドの三段攻撃がファーブニルに届く。
「ごああああ!!」
だが…優勢はそこまでだった。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板