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チラシの裏 3枚目

311俺的アレンジの入ったロックマンゼロ1 第十一話:2009/05/05(火) 01:51:44
「いよいよ四天王の中から敗北者…ってわけね」
こつんと冷気をまとった武器で傷口を染みらせるレヴィアタン。
「うあぁあっ…!! …お、お前!」
ビットの電撃を放つが…レヴィアタンは指先でそれを受け止める。
「アハハッ…ごめんなさい、悪かったわ」

「さて。…ゼロもあまり大したことはなさそうね…キザ坊や相手に苦戦してるようじゃ」
「お前は単に俺相手には属性の関係で有利なだけだろう…俺達3人の力は均等なはずだ」
「まぁそれもそうだけど…私ファーブニルの馬鹿に負けたことないわよ?」
「………細かいことはいいんだ。」

「ひとまず…ゼロが今以上の力を手に入れるのを阻止する必要が出てきた」



ゼロが眠っていた場所…忘却の研究所。ゴーレムの残骸の残る部屋を通過、シエルの落下した縦穴へ。
「…トラップがあるな」
「ネオアルカディアも多分…感づいているのね」
電撃トラップを避けて縦穴を登り…研究所内へ。顔ぶれの変わった敵達を倒して先へと進んでいく。

開け放たれた扉を先へ、先へと進む…ゼロが眠っていた場所へたどり着いた。
「そこで何をしている」
セイバーを一振り。丸々としたレプリロイドの象の姿がそこにあった。
「麻呂はミュートスレプリロイド『マハ・ガネシャリフ』でおじゃーる
 もうお主のデータは巨大サーバーでもある麻呂の腹の中でおじゃーる…回収不能でおじゃるよ。」
「盗まれるくらいなら俺自身で俺の記憶を破壊させてもらおう」

「力づくで来るでおじゃーるか?」
張り手をかます。戦いが始まる。

「はっ」
ガネシャリフへセイバーで一撃。
「行くでおじゃるよ!」
高速回転、ゼロへと向かってくる。

それを飛び越えて一撃。
「うぬっ…!!」
象牙のブーメランを飛ばす。それを回避してまた一撃。

「流石に体は硬いか?」
チャージショットで攻撃。
「硬いからだの攻撃、食らうでおじゃるか?」
体を縮め…球にし、頭の部分からワイヤーを天井へ伸ばし…ぐらんぐらんと振り子の要領でぶら下がり、自分を放り出す。
「フンッ!」
後ろから横、斜め、縦の3段斬り。
「おおおお…!?」

最後にチャージショットで頭を撃ちぬき…ガネシャリフはあっさりと真っ二つに。
「…悪いが、もうネオアルカディアへデータは送信済み…残念でおじゃったな」
…最早ゼロの敵ではなかった。


「……こちらゼロ。これより封印装置から俺の記憶を…」

その瞬間…爆発音がこだまする。
「……吹き飛んでしまえでおじゃる!!」
アラートが鳴り響き……岩盤が落下する。
「くっ……!」
データ受信の途中だったというのに。

取得を中断、ゼロは脱出に入る。
「ゼロ、急いで!!」

言われなくてもそのつもりだ。 
崩壊していく研究所から脱出、緊急用シャッターがゼロを閉じ込めようとするが、これもゼットセイバーで破壊、先へ進む。

2枚、3枚、4枚、5枚……
シャッターを破壊し続け…最後の縦穴を落下した瞬間…ドスン、という音がし…研究所は完全に埋まった。
「…ごめんなさい、ゼロ…いつも危険な目に遭わせてしまって」
「いい。今回は俺から言い出したことだ」
脱出。


「データはやっぱり…ほとんど何も残っていなかったわ。…巧妙な暗号まで施されている。
 多分、ネオアルカディアには全てのデータが残ってるだろうから… いつか解読されてしまうかもしれない。」
「…いや、いい。 …では何も得られなかったんだな」
「ううん。そうでもないの」


技術室にて。
「おお。ゼロ …これを見てごらん」
そこには一本のゼットセイバーに似た武器が。
「これはトリプルロッドと言ってね。君の記憶の中から出てきた武器なんだよ」
「…トリプルロッド?」

「ああ。3段階に伸びるからトリプルロッドと呼ばれると思うんだが…使ってごらん」
どうやら槍である模様。 …しかし…1段階しか伸びない。
「……これもセイバーやバスターショットと同じか」
「ああ。多分君の技はこれを使いこなすことにも含まれているはずだ。腕に馴染ませ、それを使いこなしてみるんだ」
「……解った」

そして司令室へ。
「シエル」
「は、はい!?」


「何かどうしても俺に頼むべき事が出たら言え…それまでは俺は、修行に入る。」

トリプルロッド、バスターショット、ゼットセイバー。これらを今まで以上に使いこなせるために…。
ゼロは、通信機器をつけたまま、トランスサーバーへと向かうのだった。




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