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チラシの裏 3枚目

294俺的アレンジの入ったロックマンゼロ1 第三話後半:2009/05/03(日) 02:34:01
意外にもゼロは、律儀にレジスタンスのメンバーに挨拶していた。
…シエルの言っていたことを確かめる意味もあったのだろう。

「あ!ぜ、ぜぜぜゼロ様ですね!トランスサーバーのお使い方お解りますか?」
「…妙な喋りをするやつだな。」

「あー、お腹がすいて動けないよー…
 ねえ君、悪いけどEC(エネルゲン水晶)持ってないかな。」
食いしん坊のイブー。

「おお、新入りかい。ワシは『アンドリュー』と言ってな。これでも昔は船乗りだったんじゃよ?
 …先輩達を見習って、一人前になるんじゃぞ?」
「ああ。」
老人レプリロイド、アンドリュー。

「あの… こ、こんにちはっ……」
「…何だ?」
ぬいぐるみを抱いた少女、アルエット。

「次の作戦を立てないと… って…君がゼロかい?100年前のレプリロイドかぁー…」
まとめ役、コルボー。

「わー、あなたがゼロさんーーー!? へぇー、結構カッコいいね!」
女性レジスタンスもいた。

「…アンタは…技術者か」
「ああ。私の名はセルヴォ。宜しく頼むよ
 …ミランから受け継いだ銃と、ゼットセイバーを見せて欲しい。」
「…解った」
10分ほどして。
「…ふむ。やはりか」
「何か解ったか?」



そして彼はシエルの待つ司令室へと戻る。
「…ひとまず一回りしてきた」
「練習なんかはしなくて大丈夫?」

「…特に体はなまっていない。
 技は……戦いの中でしか取り戻せないものだろう。戦いが今、何より必要になる」
「そう。それじゃ少しミッションをあなたに授けたいんだけど…それよりも、
 まず言っておきたいことがあるの。」
「……確かに一つ聞き忘れていたことがある」



場所は変わってネオアルカディア。
人工の草花が風に揺れる庭園にて。

「結果は?」
風に乗り空へ浮かぶ緑色のレプリロイドに、
部下と見られる青いレプリロイドが膝をつき報告をする。

「ええ… 残念ながらシエルの生け捕りには失敗しました。
 今頃は…爆発に巻き込まれ研究所の下敷きかと…」

「……そうか。レジスタンスとはいえ、
 人間を殺してしまったとなると残念だ。」


宙に浮かぶ画面にはプール。水に半身を漬かした青い女性レプリロイドがその報告を聞いていた。
「あらあーら。また失敗したの?この前も確かレジスタンスを逃がしていたんじゃない?」

「捕獲することは出来ないまでも、死んだのならもうレジスタンスの動きはまとまらないだろう。
 …少し奴ら相手に力を出しすぎたようだ」


続いて、隣の画面の赤いレプリロイドの足は、床をガスッとカカトで蹴り、火花を散らす。
「あーあ。どっかにオレの腕を満足させられる強えヤツがいないかなー!」

そんな戦闘狂には目もくれず、彼は風に乗り、遥か上空へと飛んでいく。
『彼』へと報告するためだ。


黒いレプリロイドが柱の影に潜む中、彼は玉座の彼へと報告する。
「……そうか。 僕としても残念だね 彼女はまだ利用価値があったと思うんだが」



「…聞き覚えのある名前だな。」
「ネオアルカディアの君主として…彼は今でも生きているの。」

「100年前の戦争であなたと共に戦った… もう一人の、伝説の英雄。」




彼の報告した相手は…足を組み座っていた、ヘルメットの似合う青いレプリロイドの少年。
世界の頂点たる…その存在。

「申し訳有りません…『エックス様』」




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