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チラシの裏 3枚目
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ネオ・アルカディア。
「…それがお前達を追っていた組織の名前か?」
「ええ」
それは大きな、とても大きな組織。
「…お前達は一体何故殺されかかっていた?」
故障、社会的反逆者である『イレギュラー』を粛清すべく動いている。
問題はその基準。
彼らは何の罪もないレプリロイドを、イレギュラーとみなし処分しているのだ。
「………イレギュラーの作り出した組織というわけではなさそうだな。」
その組織によって、無能とされた、能力のないレプリロイドは弾き出され、
あらゆる手で処分を行われる。
「……どこにそんな権限がある?」
その組織は全てが滅び去った世界の各地にドームを構え、その中で人間もレプリロイドも生活している。
その中心地は赤道直下の軌道エレベーター。
エネルギーの無駄となるレプリロイドは破壊される。
全ては、人間の生存圏拡大のために。
少しでも問題とされたレプリロイドも、破壊される。
全ては、人間の平和のために。
「………人間を住まわせている?生存圏の拡大? …待て。それではまるで」
「…ええ。」
敵となる組織『ネオアルカディア』
それはそう…世界そのもの。
「……お前達はネオアルカディアからイレギュラーとして認定されてきた。そういうことか」
「ええ。私達は『レジスタンス』 科学者である私を中心にして逃げてきたの。
…信じて、いい人達ばかりなの!」
「そうなると、奴らからすれば俺もイレギュラーというわけか」
ゼロはため息をつく。
「そしてあなたは、100年前の戦争で戦った伝説の英雄。
その…ゼットセイバーで数々の戦いを切り抜けてきた」
「…………。」
「今はね、調査に出かけているメンバーもいて…正直不安も大きいの。」
ゼロの手を握る。
「手を貸してくれないかしら…ゼロ」
目を閉じて、5秒ほど考える。
「……お前が言っていたことが本当かどうか。」
手をどける。
「どこまで信じられるかは、これから考えてみよう。」
部屋の入り口へと向かっていく。
「ひとまずは力を貸すことにする。…だが、少し待っていろ」
ひとまずはその姿を見て、シエルは安心するのだった。
「…力は貸して貰えるのか。…よかったじゃないか」
「セルヴォ!」
軽く皺のついた、優しげな目の中年レプリロイドが入ってくる。
彼はセルヴォ。レジスタンスの技術者を担当している者で、メンテナンスも担当している。
そして…シエルを父親のような目線で見守っている人物。
「私は技術室に戻るよ。
…後でゼロにエスケープユニットを渡しておくことにする」
「ええ」
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