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チラシの裏 3枚目
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「………」
何も言わぬまま、
足元の、ミランのバスターショットを手に…彼は駆け出した。
駆ける、撃つ、避ける、跳ぶ。
瞬く間に、敵の体に穴が開き、破壊されていく。
敵がトラップとして仕掛けた空中爆弾も利用して更に沢山の敵を巻き込んでいく。
青いボディの敵組織の主力兵。
ミランが1分に5体倒したものだが… それはまるで比にならなかった。
1秒に1体…それ以上のペース。
凄まじい連射速度と俊敏性。
彼は…1分もせずに………敵の群れをほぼ全滅させながら突っ切ったのだ。
…シエルには傷一つ与えることなく。
…だが、そこはもう行き止まり。
入り口はすでに、これ以上近づけないようにとシエルの部下達が爆破していたのだ。
「…行き止まり…? …ど、どうすれば…」
踏み出したその時。
「…危ない!」
「きゃあああ!!」
シエルの足元が崩れる。
ゼロはとっさに崩れる足元へ駆け出し、シエルを抱きかかえる。
長い髪が流れ、遥か下のフロアへと一気に落下していく。
「!!」
着地。気がつくと彼女の頬は染まっていた。
「あ、ありがとう…」
そう。シエルの部下も通路を爆破するのには意味がある。
他に入り口があることを知っていたからだ。
「…ここは、旧時代の研究施設か何かかしら…。」
「…」
ゼロは何も言おうとしない。
「もしかしたら、脱出に使える何かがあるかもしれない」
だがそこも瓦礫。
「ダメ、ここも崩れちゃってる。戻りましょうか?」
…見ると、シエルの背後の瓦礫がボロボロと崩れかかっている。
「下がれ!!」
「!?」
背後から伸びた巨大な手がシエルの体を掴んだ。
「きゃああ!!」
奥には研究室。そこにいたのは……
「ゴーレム!? ま、まさかこんなものまで投入されていたなんて…!!」
そこにいたのは巨大メカニロイド。
「逃げて…こいつには…バスターショットが…!」
戦闘が始まる。
ゼロはバスターをボディへ当てるが、敵のボディは硬質なものらしく、ちっとも当たりはしない。
「………」
壁を蹴り登り、頭へバスターを当てる。
ここならば頑丈ではないはずだ。
見事に相手のボディに命中。手ごたえがあった。
だがゼロの存在を感知した敵の口が開き…
「!」
レーザーを放つ。ゼロは落下、敵の足元へと移動。
レーザーは壁に撃ち込まれ、そのまま天井を撃つ。
ゼロの背後に瓦礫が降り注ぐ。レーザーが破壊した位置をゼロは感じ取ったのだ。
瓦礫を登り、瓦礫を破壊しに突進をするゴーレムを撃つ。
続けて床から壁へのレーザー。
これは難なく壁を蹴り回避、そのまま撃つ。
…だがやはり攻撃力に難がある。
「…チッ」
長期戦は避けられない。そう思ったときだった。
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