レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
「…………」
愕然とするシエル。
「……ねえ、シエル」
「………」
「シエルってば!」
「…え?」
パッシィと呼ばれた光は、プロテクトを外す手段を彼女に教える。…たった一つの。
「…私の力を使って!」
「……え…!?」
バスターを構えた敵が迫る。
「…お願い!みんなが死んじゃってもいいの!?」
「でも…!」
…更に迫る。
「…シエルの帰りを待ってるみんながいるんだから!」
パッシィの必死の言葉。
小さな光はサイバーエルフと呼ばれ、プログラムの生命体である。
その力は様々なことに活用されるが…
…サイバーエルフは、一度力を使ったが最後、消えてしまう運命にあるのだ。
「………解った。」
少女は決意する。
「……ごめんなさい、パッシィ」
その様子を見て、ほっとする。
「…ううん。いいんだよ、シエル」
寂しくはある。けどそれはお互い様であり…
例え死ななくてもシエルはいなくなってしまうのだからこれで最後には変わらないのだ。
それならば。
「……今まで有難う、シエル」
「……パッシィ」
パッシィの体を手で支え……
放つ。
「パッシィーーーーーーーーー!!」
別れの時だ。
振り返らずに彼女の体はプロテクトの光に到達。
光を突き破り…
ゼロのボディへと届いていく。
そして…彼女の命を動力として………
光がボディから発し……千切れた腕が再生、
ボロボロに朽ちた体が再生されていく。
その光は、目の前の敵達を焼き滅ぼし………
青いレプリロイドをかつて彼は助けた。
黒いボディの少年も彼は助けた。
…助けを待つ者の前に……… 彼はまた、現れる。
彼こそが伝説の英雄。
「……ゼロ…!」
「…………。」
何も言葉を発しない。
「…ゼロ。聞こえる?ゼロ」
「……?」
「お願い、ゼロ。…助けて!」
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板