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チラシの裏 3枚目

262俺的アレンジの入ったロックマンX8 13話後半:2009/04/28(火) 00:39:20

そして夜は明け…。
朝日が海に登り始める。


「………」
エックスを寝かせたまま、エイリアはその場を立つ。
朝日を受け、新しい光を受け入れるエイリアの目。

その背に高い声がかかる。


「ハンターベース総出でのものだそうだね 今日の作戦は僕も参加させてもらうよ」
例の少年博士だ。

「…………今までこのピンチに何をしていたのかしら?博士君」


「というのも、僕はそもそもがヤコブ計画に反対だったからだよ」

くすりと笑い、エイリアは返す。
「…それでも今日は参加? …素直じゃないのねぇ。」

歯を軋らせ、眼鏡が太陽光を反射する。
「そういう解釈が一番腹が立つ」

小石を蹴り、海へと落とす。
「…まぁ。機械人形の頭では理解できないんだろうね」


「僕ら人間は、今まで誰かさんのおかげで、ずっと地下に避難していて…
 どこかくすんだ明るさの中、太陽光も、川も、海も、森もまともにない暗い地下世界で生きてきたんだ
 どんどん死者が増えて、腐って土に同化していくのを見守りながらね。」

「こうして極少数の人間がこうやって地上にやっと、やってこられたんだ。どういう気持ちだと思う…?」
「………。」

「一種の憧れすら感じていたよ。新世代の奴らは目新しいことにだけ気を取られてるようだが。」


「それで、この計画が無事に終わったら今度は僕ら人間を宇宙に放り出す? ハッ…なーにを考えておるのやら。
 もっと歯がゆいのは何もそれに不自由を感じないという無能な人間の存在だ。自分の脳みそでものを考える気がないのだろうね」

「何が言いたいの…」



「聞きなよ。
 そうも言っていられなくなった、っていうわけさ。地上を再生しようにも、
 その地上を破壊されちゃあどうしようもない」

「目の前の火の粉は自分達で払わなきゃ、ということだ」
「結局は協力するのね」


「話を聞いてたなら確認の必要もないんだがな。」


地上世界を再生するため。これからも世界を続けるため。
最後の戦いが今、始まる。


「な、何だ!?」
エックスが起き上がる。水平線から…煙と火の手。

「さぁ、作戦開始だ。僕も行かないとね」





「突撃始めええええええええ!」
シグナスが指令を出すとハンター達が次々にヤコブ前に陣取る兵達へと突進していく。
持っている武器は重火器がメインとして、少数近距離戦用のものもいる。

「おらおらー!」
ダグラスはエニグマ砲を小型化した破壊兵器を投入、レーザー砲として敵を焼き払っていく。

「大丈夫ですか!」
ライフセーバーは負傷したハンターを救助する。

「さぁ、どんどん僕が焼き払ってあげよう!」
ゲイトが戦車に指令を出し、自動操縦で相手を攻撃していく。


「さぁ僕の自慢の兵器の力だ!」
相手を狂わせる音波兵器で、敵の方向感覚を狂わせる。



「…始まってる!」
「……激しい戦いだ」

全てはエックスとエイリアに降りかかる敵を減らすべくだ。
……この作戦は彼らの双肩にかかっている。…負けられるわけがない。


「行こう!」
最後のミッションはこうして幕を開ける。




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