レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
「何やってるのーーーー!?」
へチマールの体からムチが伸びる。
「!!」
エックスはそれを軽々とかわす。だが…
「エックス、ごめん…今ので…確定してしまったわ」
「くっ…」
再びバスターを構える。
「んーーーー?」
「すまないっ!!!」
踊りが大好きなだけの、ただの子供レプリロイドにどうして。
迷いの中、エックスの戦いは始まった。
「わわ!!? ストライクチェーーーン!」
ツルの形をしたムチをぐるぐると回す。
エックスのチャージショットはそのムチに吸収されてしまう。
「えぇええええい!」
そして彼はチェーンを伸ばす。貫通力の高いこの攻撃はカメリーオのソレほどの速さはないものの…
リーチがあまりに長い。
エックスはチェーンをくぐり、チャージショットを再びへチマールに当て、
チェーンが縮む直前に後方に向かいジャンプ、距離を置くと同時にチェーンをかわす。
「これならどうかなっ」
ツルを天井へと刺し、ぶら下がり…種を体から投げる。
その種は壁や床へくっつき、トゲのついた植物メカニロイドへと成長する。
「くっ!!」
エックスはぶら下がるへチマールにチャージショットを食らわし、
メカニロイドはバスターで潰す。
「チェーンにはこんな使い方もあるんだよっ!!」
再びチェーンを伸ばしてきたへチマールにバスターを食らわせる…が。
「えい!!」
チェーンを壁に刺し、急速に縮ませることで自らが体当たりする作戦に出たのだ。
だが速度もたかが知れたもの。そのまま飛び越し、後ろからチャージショット。
と、ここでへチマールの様子がおかしくなった。
「い…いたい…痛い…痛いいいいいいいいいいいいいい!」
へチマールの体がみるみるうちに赤く変色し…
頭がトゲに変化した。
「コレは!?」
「シグマはただのレプリロイドを作ろうとしていたわけじゃない…
特殊能力を持ったレプリロイドを作っていたのよ!!」
「となると…」
「恐らく彼の能力は…」
「天候制御か!」
時すでに遅し。雷が至るところに降り注ぎ、エックスはガックリと膝をついてしまった。
1発、2発、3発、4発。
彼は雷を自在に落とす、恐るべきレプリロイドへと変化していた。
「うっ……」
「…やるしかないわ。この痛みを忘れないようにしながら…」
「……すまない…!」
もう一度彼に謝りながら、駆け抜け…そして貫いた。
「やあああああああああああああああああああああああああああ!!!」
幼い声が響き渡り、へチマールは消滅していった。
「………戻ってきて、エックス」
「ああ」
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板