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チラシの裏 3枚目
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そして迎えた最深部での戦い。
ワイリーの赤いUFOが飛来し……何かと結合する。
そして暗闇が晴れたその時。
「ガーハッハッハッハッハ!よく来たなぁ、ライト博士のロボットよ! 随分な能力を持っているそうじゃないか!」
「ワイリー博士…」
彼は見上げる。
「何か言いたげじゃな?」
「……ライト博士の、大学での友達だったんでしょう。
他人のロボットを奪って世界を支配するなんてこと…やめてください!」
UFOと直結した巨大な搭乗マシンに乗った、Drワイリーを。
それは今まで戦ってきた人型ロボットより遥かに大きく…
「何をぉ?生意気な口を…」
そして、イエローデビルとは比べ物にならぬ硬いボディをしていた。
「キサマなど、この最強マシン『ワイリーマシン1号』で、 けっちょんけっちょんのぎったんぎったんにしてくれるわぁ!」
今までに得てきた能力を駆使…降り注ぐ弾丸を潜り攻撃を浴びせる。
ワイリーマシンが大爆発を起こす。
だが…。
「エマージェンシー機能、発動!」
マシンの搭乗部が露になる。マシンの更なる力が開放された瞬間だ。
だが、それ以上に彼の精神を圧迫する要因が存在した。
「どうじゃ、人間の顔を前にして戦いをする、気分は!!」
「……………」
「何も言葉は出ぬか?」
「くっ…」
身を乗り出して彼は嘲った。
「ガーーーーッハッハッハッハ!」
「弱きバスターを戦って得た力でここまで来たキサマは確かに強いじゃろう、
じゃが、所詮キサマのAIはその程度ということじゃな!」
広げられた両腕。
「非情のヒーローになりきれなかった、哀れなライトのロボットよ!」
拳を握る。
「お前は戦闘用ですらない……」
拳がバスターに代わる。
「ただの家庭用じゃ!!」
「………!」
彼は……跳んだ。
「うぉおおおおおおお!!!」
腕をバスターに切り替える。最後は自分の手の決着となる。
一発の光のつぶてが…ワイリーマシンのコアを粉々に砕く。
「何っ!?」
コアを通じマシンの各所に破壊の衝撃が注ぎ込まれ、末端から噴出すように爆発を起こし始める。
「な……!?」
「……」
そして爆発は連鎖、大きな爆発へと変わって行く。
「ば、ばかなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
…大破。
「ぎゃああああああああああ!!」
ボディから投げ出されるはDrワイリーの体。
「……」
とうとうワイリーの顔はロックマンの下になった。
「……す、すまん!」
「すまなかった、もう悪さはしないよぉ…!
だからぁー、そのすまん!許しておくれぇぇぇぇ…!」
ぺこりぺこりと土下座で謝るワイリー博士。
安堵し、彼は息をつく。
…ヘルメットを脱ぐときがやってきたようだ。
いつかカットマン達も復元されて元に戻っていくはず。
彼は…家路につく。
こうして、Drワイリーの野望は終わりを告げた。
だが…ロックマンはまだ知らなかった。
これが、終わりなき戦いの始まりであったことを……
ワイリーの背後にあった、彼に気付かれなかった8つのカプセルと、
ワイリーの開発した兵士ロボット・スナイパージョーの存在がそれを示していた。
何故、優れた設計のライト博士のロボット達を洗脳できたのか、その答えが。
戦え、ロックマン。…平和の、ために。
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