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チラシの裏 3枚目

248俺的アレンジの入ったロックマンX8 8話前半:2009/04/26(日) 22:04:06
「今まで調べた結果から、捕まえたイレギュラー達にある一つの共通点があることが見つかったの」
エイリアは調べ続けていた。

「結論から言うわ」
画面に映し出されたのは一人のレプリロイドの画像。シグマだ。
「………どういうことだい」
「新世代にとってはDNAデータはいくらでも変えられるものであり、
 本体の姿とはまた別のものであり、問題はないの

 だから、そこから共通項が見つかることなんてほとんどないはず。
 …でも、あったのよ… どのイレギュラーも、シグマのDNAパターンに似たパターンを持っていた」
「……」
「これが何を意味するのか、まだよくは解らないけど…調べてみる価値はありそうね」

次なるミッションへ。
「さ、調べ物も終わったことだし…今度は私がミッションへ向かうわ」
エイリアは張り切っている。
「どうしたんだい、エイリア。」
「次のミッションは全力で当たらせてもらうわ。私の愛機でね!」

エイリアの愛機…ライドチェイサー・シリウス。お洒落なデザインで空をゆったりと走る…空の散歩を楽しみたい夢を叶えるチェイサーだ。

「俺はかっ飛ばせるチェバルがいいよ…君よくあんなのに乗れるね。」
「ダメよ、エックス。町の中を安全に走るにはアレじゃないと。」
もっとも、安全な走行とはこのミッションは行かないだろうが。

「…そうだ。練習がてら今度一緒に…町に出かけてみる?」
さりげなく言ったつもりで上ずった声でデートの約束をつけて彼女は任務へ向かう。


【エイリア&レイヤー担当事件:ダイナスティ暴走レプリロイド捕獲】

そこは人工の明かりが照らす夜の街…ダイナスティ。

競い合い立ち並ぶ高層ビル。透き通る看板が人々を誘い、標識は行き交う車に注意を促す。
車はどこへ行くとも知れず空の上を走っている。

「夜の街ですか………なかなか綺麗ですね。あまり出歩くことはありませんが」
「オトナな世界が似合いそうな見た目してるのに。意外ねぇ…」

「…エイリアさんはどうなのですか?」
「私も…そうね。研究に、汚い仕事に……その後もハンターの仕事でみんなのオペレーター。
 気がつけば仕事ばかりする、大人のお姉さんを演じてたけれど。」
頬を染め、本心を呟く。
「やっぱりダメ。私は…似合わないな。
 朝の明るい町をチェイサーで散歩したりとか、そういうのがいいかな。…隣にエックスなんか呼んだりして」


「そうだね。来週の日曜日とかになる?」
通信は入っていた。
「…………………!」
エイリアの頭がストップする。
「え、エックスさん……」
机をダンダンと叩く音が聞こえる。
「プククッ…あはは…はー、もう! あーーっはっはっはっは!ひゃーーー、もう…苦し!!」
「アクセル!!」

そしてターゲットが現れる。
「HYAHAHAHAHAHAHAHA! BREAK OFF! SHOOT!SHOOT! BREAK OFF!!」
奇声を発して暴れ回る柔らかな物体。

「市民の皆さん、速やかに退避をお願いいたします!」
スピードは出ないものの、小回りが効くのがシリウスの特長だ。
ブースト機能で敵を追尾する。

「ターゲット確認。攻撃に移ります」
「了解」
カーチェイスが始まる。
備え付けのショットで攻撃し、敵の電撃や半透明の弾を避ける。

「加速装置が各所に備え付けられていますからそれを!」
「解ったわ!」

丸いそれを取り加速…素早い相手との距離を縮めていく。ショットを当て続けるが…看板が来る。
「きゃっ!」
慌てて回避。続けて大きな柱。
「おっと…」
これもかわす。
「下へ向かいましたよ、エイリアさん!」
アイテムを取り加速、下降。
「トンネルの中なら戦いやすいわ!」

奇声が反響するトンネルの中で敵を集中攻撃。相手からの攻撃も一つ一つ丁寧にかわしてまた一撃。
「逃がしませんよ!」

ここで交代、町の下部へと降りていった敵を加速して落下、追う。
三次元のカーチェイスはしばらくの間続き…敵の体が燃え始める。そして。
「追いつきましたね!」




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