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チラシの裏 3枚目
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初めてのミッションは、いつ訪れるか解らない。
その前に、彼女はエックスに話しておくべきことがあった。
「エックス。」
エイリアは胸に手をあて、言葉をとうとう発した。
「次のミッションは私にやらせてくれないかしら」
「…本気かい?…危険だよ」
にっこりと笑う。
「なら、私の力見てみてくれない?」
転送装置の行き先にトレーニングスペースを入力する。
「……」
ワープしたエイリアを追って、エックスも行く。
トレーニングスペースは仮想空間。
修復プログラムの行き届いたこの場所でなら思い切り戦うことが可能である。
がらんと開けたバトルフィールド。
「…来たわね、エックス」
「どういうつもりなんだ、エイリア」
タッ、タッ、と音だけが響く。
「私は長年、貴方の背中ばかりを見送ってきた。
でも私の胸にはやはり戦いへの憧れと、
貴方達をサポートしたい気持ちがある。」
冷静に彼は話す。
「パレットはアクセルバレットを自分用に改造したようだし、
レイヤーは自分で持ってきた……確か5種もの武器がある。」
「…君は一般用の武器しか持って居ないはずだし…戦闘経験はないんだろう?」
腕を後ろに組み話す。
「…ダブルをハンターベースから撤退させたのは誰だと思う?」
そう言えばそうだった。
「!!」
「スカラビッチやヴォルファングを倒したのはどうやってだと思う?」
「……そう、なのか?」
「私だって強くなろうとしたのよ。
少し……あなたに直接戦ってもらうことで力を試してみたいの」
エックスは聞く。
「どうして、俺なんだ?」
理由は2つある …そのうちの一つは言えないので、
もう一つの理由を音で答える。
キュイイイイイイイン………
「…………!!」
有り得ない光景が広がる。
エイリアの胸部…動力部にエネルギーが収束していくのだ。
ゼロのバスターはエックスとは違う。
チャージ中は光の色と作り出す模様で違いが理解できる。
それだけではない。今まで見てきた、様々な…
今まで戦ってきた相手のどれもが異なるチャージ方法。
…だが…エイリアのそれは…全く、同じだったのだ。
キイイイイイイイイイイイン…
チャージ完了の音へとすぐに変わる。
「……馬鹿な」
「いっくわよーーーーー!!」
エイリアはダッシュして…腕を変化させる。
身の丈よりも大きい、蒼き巨大なエネルギーが…
その腕から放たれたその瞬間。
彼女の武器…それは…
「『エイリアバスター』!!」
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