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チラシの裏 3枚目
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部屋の中心には、シグマの首…
にやりと口元が笑ったシグマの首がある。
「クククク…」
首がひとりでにどんどん部屋の上部へと浮き、持ち上がっていく…そして…
何かと結合した。その瞬間…部屋から闇が消え去った。
「!!」
そこにあったのは…部屋全体を覆う、巨大な狼を模した巨大な狼の上半身。
そしてその頭部にはシグマの首が収まっている。
巨大なメカニロイドであろうか。
いや、しかしこのボディを動かすのが最強のレプリロイド・シグマの頭脳であるならば…
メカニロイドとレプリロイドの定義から考えるに…
この巨体は、シグマというれっきとしたレプリロイドであるといえる。
「さあ、始めようではないか!
戦いを!
苦痛を!!
破壊を!!!
その先にお前はレプリロイドの進化の可能性を見出すであろう!!」
このときを待っていたとばかりに歓喜の声をあげるシグマ。
「イレギュラー・シグマ!
お前の野望もここまでだ!お前を…倒す!」
まさにシグマの内面そのものを呈した姿といえよう。
ちっぽけな少年と、巨大な狼。
全く異なる大きさの二人の戦士の…同じ大きさの魂を持った戦いがここに始まった。
「あああああああああーっはっはーーっはあああああぁあああああああああああああああ!」
「これから…新しいレプリロイドだけの世界が…始まるという…の…に…!
エックスぅうううううううううううううう!!!」
崩れ行くシグマの体。
最早ボディの回収は不可能であろう。
…エックスは一人、脱出した。
爆発が各所から生じ、
沈みゆくシグマのアジト。
その様子を岸からじっと見つめ続けるエックスの姿がそこにあった。
「お前が倒したのは、私自身ではない。
バラバラになった機械は私の分身のようなもの。
私は再び力を蓄え、実体を持って復活することが出来る。
エックスよ、また会える日を楽しみに待っているぞ、ハハハ……」
「如何なされました、シグマ様」
「ハンターベースのエックスに宛ててメッセージを送ってきた所だ。
それで…準備は進んでおるかね」
「13人のハンターの現存する残り4人は着々と腕をあげております。
新型レプリロイドの研究は…5体のうち、4体は順調に進んでおりますが…
1体は失敗作ですなぁ。処分しておきました。後、そのうちの1体にはまだまだ…時間がかかりそうですじゃ」
「ふむ。
それで…アレは回収したか」
「ええ、もちろん。
ハンターからのスパイの方も洗脳が完了しております。」
「シグマ様、俺らはいつ暴れられるんですかい」
「そうだな…半年、といったところか。その頃に活動を再開しようではないか。」
「だそうですよ。イーグリードの仇はそれまでお預け、といったところで。」
「…………」
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