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チラシの裏 3枚目
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ロールの目に映ったのは青いボディの、生まれ変わったロックの姿。
「……これは」
腕が丸みを帯びた筒型へと変化している。
「…それが、お前の武器じゃよ」
エネルギー弾を撃ち出す、弱き武器。
彼が用いることからロックバスターと名づけられた。
「…有難うございます、博士。」
青いボディに、彼は満足な様子でもある。
「じゃがなロック。お前はこれから、
色んな色に染まっていなければならない。
戦いを潜り抜け…色んなロボットの体を貫き、
その色を自分が受けなければならない」
「…はい」
その言葉の真意はその機能にこめられていることを、
彼は後に知ることとなる。
「……お前は何色にも染まらねばならない。これからお前は、
お前は…平和の虹をかける奇跡の子供…」
「レインボー戦士、ミラクルキッドじゃ!」
…博士から貰ったその名前。だが…
ロックは自分の意見を出す。
「…すみません博士、自分で決めた名前じゃダメですか?」
「…ダメかのう。まあ…いいじゃろ、言ってみなさい」
戦闘用になっても『ロックはロックである』こと。
そして…彼は子供ロボットではない。
戦闘用である『1体のロボット』であること。
ライト博士製ロボットによくつけられるこの名称と、
自分の名前とを組み合わせた名前。
「僕は……『ロックマン』」
風の吹き抜ける、真っ青な空の下に立ち並ぶはビルの群れ。
切り立った崖で彼はヘルメットを一旦置いて…
黒き髪を靡かせる。
これから守ることとなる………
そして今まで自分がいた、 みんなの暮らしを遠くに見つめていた。
200X年。
ここは、ロボットと人間がともに平和に暮らしている未来の世界―――
まだ、平和だった世界。
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