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チラシの裏 3枚目
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「!?」
近づいた研究所の屋根が焦げ、穴が開いているではないか。
コレは一体…
研究所へと入ったロックは、驚くべき光景を目にする。
「博士!! ロールちゃん! ……!」
研究所の一室に、腰を抜かしたロールちゃんの姿。
その一歩ほど前には焦げ付いた床。ライト博士は気が動転し、何も出来ずにいる。
そして……屋根に穴を開け、床を焦げ付かせた犯人がそこにいた。
「……え、エレキマン……?」
「ほぅ、ロックですか。君も死にに来たのかい?」
黄色いマスクのスリムで気障なロボット…エレキマンだ。
彼もライト博士のロボットなのにどうして……?
「博士には危害は加えませんが、ロールちゃん、君には容赦できないよ?」
左腕の人差し指を真上へ突き出す。
「痺れなさい、サンダー…ボルト!」
「危ない!!」
指を真下へ向けたその瞬間、雷が屋根を突き破り、床へと突き刺さる。
ロックはロールの腕を握り、後ろへ引っ張り逃がす。…間一髪だった。
「ろ、ロック…」
ロックは叫ぶ。
「エレキマン、どうしたの!?」
「…解りませんか?」
「解らない!」
「僕はワイリー博士の所で働くことにしたんだよ。
彼の方が技術力が上なんでね。これは博士の命令さ…研究所を破壊するようにとね」
「や、やめてくれエレキマン!」
彼は声をあげるしかない。
「話はもう終わったよ。それでも邪魔するつもりかい?」
指だけではない。掌に電撃を溜める。
「やめるんだ!!」
「消えてもらうしかないな!」
彼の能力、サンダービームが手から放たれる。
「うぁぁあああああああああああああああああああああああああ!!」
ロックに流れる高圧電流。
全身を駆け巡り、その各電子部品を次々とショートさせていく。
焼かれたロックの体はそのまま、真っ黒になり床へと転がっていった。
「…や、やめてくれ……やめてくれ…エレキマン…お願いだ…」
「黙りなさい。それではさらばですよ、ロック…」
その時。
「…………」
「…エレキマン?」
「…ロ……ロールちゃん…今のうちに…今のうちに!!!
今のうちにロックと博士を連れて逃げなさ…い……!!」
「え、エレキマン!?」
体全体が震えている。…エレキマンの様子がおかしい。
一体どうしたのか?そう思ったところに…
壁を突き破り、黒きロボットが飛び込んできた。
「どけどけーー邪魔だYO−−−−!」
給油ロボット、オイルマンだ。ライト博士が作ったロボットである。
「ぎゃあああああああ!!」
エレキマンの横顔にゴツンとぶつかり、突き飛ばす。
「ヘイヘイ!どうしたんだYOエレキマン!」
「うぁぁああ!?」
エレキマンが衝撃のショックで、溜めていたエレキビームを放ってしまう。
これではロールに直撃…そう思われた瞬間。
何とロールは一瞬でこれを回避。電撃はドアを吹き飛ばしたのみだった。
「予定通り。」
時間操作ロボット、タイムマンが時間をとめてロールとロックを逃がしていたのだ。
「くうううううう!! コントロールが不完全じゃったか!」
画面の中で聞こえていた声が聞こえる。Drワイリーだ。
赤いUFOに乗った彼はぷかぷかと天井の穴から研究所へと入り込んでいた。
「じゃが、まあいい!プロトアイは犠牲にしたものの、
これで6体のロボット達を捕まえることが出来たんじゃからな!」
UFOの下部にはモゴモゴと蠢く袋が。 …ロボット達が入っているのだろう。
アームがエレキマンを捕まえ、袋の中にポイっと投げる。
「今日の所はこれで引き上げてやろう!それではさらばじゃライト!」
「…! ま、待て!待つんじゃワイリー!」
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