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チラシの裏 3枚目

222俺的アレンジの入ったロックマンX7 12話後半:2009/04/24(金) 02:04:05
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

謎の渦が発生する上で戦ったのは巨大ボディを手に入れたシグマ。
巨大ロボットアニメのロボのようなシグマの姿に惑わされながらも、
とうとうエックスとアクセルはこれを倒したのだ。
「…ぬ、ぬううううう………!」
ゲイトの研究所で現れたときのように、ボロボロのシグマが現れる。いや、それ以下かもしれない。
マントの下にはグロテスクなボディ。
体からチューブが無数にわらわらと飛び出て束となっていて、ドクンドクンと体中をエネルギーが巡る音が聞こえる。
「わ、わあああああああああああああ!!」
アクセルが恐怖のあまり、ダブルバレットを乱射する。
「んぬううううう!」
シグマが粗暴に腕を振るい、アクセルを吹き飛ばす。
「アクセル!」
「まだ、まだだぁぁぁぁ……」
シグマが一歩、また一歩と歩いていく。
「私は」
ずるり。
「何度でも……」
ずるり…。
「…蘇る。」
ゴトリ。
「姿を変え、」
グチャリ。
「形を変え…、」
腐ったその目を見開く。
「なんどでもおおおおおおおお!!」
その時だ。
「…見つけたぞ…エックス!!」
「そんな…!?」
レッドの姿だ。何故ここに…?
すぐにエックスを蹴り飛ばしシグマの元へ。
「おお、レッド!!キサマのボディをてにいれ、
 ワシは…わしは、わしはこんどこそせかいをぉおおおおおおおおおおお」
…よく考えればレッドがシグマに協力するわけはない。
「これなら、」
二つの声が重なる。一つはレッド。もう一つは…
「どうかな!!」
アクセルだった。
零距離でコピーショットを放つ。爆発…シグマの体が吹き飛ぶ。
「ぬぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ガラスの窓を突き破り、どこかへと落ちていく。
「……レッドのDNA、いつ手に入れたんだ?」
「あ。…えっとね、内緒!」

「エックス、エックス!シグマを倒したのね!」
「…ああ。エイリアか。すぐに戻るよ」
「その近くに抜け道があるわ、早く脱出して!」
アクセルとエックスは並んで走っていく。
…エイリアの声が二重に聞こえた気がしたが、エックスは気のせいだと思うことにした。

それから3週間後。
「エックスー、エックス!どう?また僕事件解決したんだよー!」
アクセルが手を振る。
「……まだまだだな。負傷者が出てるじゃないか。状況によってはこれは許されない」
「えー?ケチー…」

「まーまーアクセル。私はいつでも待ってるから♪」
「え…おでこちゃんと何かの約束したのアクセル?」
エイリアが真顔で聞く。
「は!? いや、そういうわけじゃなくて!!」
「え?じゃあ貰いっぱなしー?」
「貰うって!?」
ダグラスが首を突っ込む。
「いや、説明する!説明するからエイリアは黙ってて!」
「へぇー…」
だがそんなこんなしている間にも。

「アクセル。また事件発生のようだよ」
ゲイトがメッセージを発信。
「え? いや、だからさ!おーい、ちょっと!」
「ただちに出動したまえ」
「うー……」
誤解は消えそうにない。
「解った! 行って来るからねエックス!僕のこと早く認めてよー!?」
彼は走りだした。

「……この1週間で30件もアクセルによって解決されているイレギュラー事件があるわ。
 どれもこれも彼のお手柄よ。
 …ねえ、いい加減、もうアクセルのこと認めてあげたら?エックス。」
エックスは口をへの字に結び。
「いいや!ダメだ。…俺のようなハンターを目指すなんて持っての外だよ」
「…どうして?」

エックスを目指しているのは1人じゃないというのに。そういう意味も含まれていた。
「俺は…とても褒められたハンターじゃない。
 こうやって、ずっと戦いを続けている…これじゃ…ダメなんだ。俺みたいになったら…。」
「…エックス」

シグナスが口を挟む。
「…だがどの道、この先お前なしでハンターの存続は難しいだろうな」
「………」
「これからは凶悪なイレギュラーによる犯罪が増えていくことだろう。
 …お前の言う、戦わずして解決できる問題は、ますます減っていくだろう」
「でも…。」

混乱を増す時代の中。エックスはただ、黙っているだけだった。




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