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チラシの裏 3枚目
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クリムゾンパレス上層。
霧に包まれたテラスにメカニロイドが大量に配備されている。
モアイ型メカニロイドを乗り継ぎ、長い道のりを突き進み扉を潜る。
「何か嫌な予感がする……」
空間的におかしな繋がりのこの城には何があってもおかしくない。
…でも、ここまで奇妙な空間があろうとは予想しただろうか。
「………えっ」
静まり返った部屋に時折、心音だけがこだまする。
夜の海のような真っ暗な空間の中に浮かぶは小さな光の粒。
ぼんやりとした明かりが9つばかり。
…墓だった。
中心部と、彼らが倒したレッドアラートの8人の物と思われる墓に明かりがついている。
恒例のイレギュラー達の復活だが…これは奇妙。
よく見ると光の粒が集まり、空間の奥で巨大な螺旋を形成し昇っていくのが解る。
…一体どこへ?
墓の中へとワープすると、そこは……ジャングル。
「…え?」
だが辺りの景色がおかしい。変色している。
自分以外の全て…現れたストンコングさえも。
狂気の空間での戦いの幕開けであった。
戦え、と結局言ってしまった。
エックスに辛いことを言ったつもりなのは解っている。
しかし、言うからにはエイリアにも相応の覚悟があるのだった。
もう、見送るだけの身にはならない。
その言葉を実行できるだけの力を手に入れるべく、今まで必死に訓練を繰り返してきていた。
エイリアはクリムゾンパレス上層との境界線で戦いを延々続ける。
ハンターに就職する際、ケイン博士からエックスの過去と託された『その武器』を手に。
「なぁ、姿を見せておくれよエイリア。」
優しい声がする。
「え? …… あ、…あの、私が来てることバレちゃった?エックス」
「ああ。当たり前じゃないか。君は目立つからね。美人だからね、」
…ここで気付く。
…ニセモノだと。
「エイリアぁぁぁ!!」
「ここで気付く自分が恨めしい!」
「かわされたかー…残念だなぁ。実はさ、まーた頼まれちゃってね。足止め
…ゼロの旦那が潜入してくると思ったらアンタが出てきちゃうんだものなぁ。
割と有名なんだぜアンタ。」
「足止めしようにも歯ごたえがなかったと思っていたところよ。
全力で来なさい、ダイナモ。貴方の戦い方はオペレートで調査済みなの。」
彼女は構える。
「来なさい」
彼に足止めを頼んだ者とは…そう、奴である。
最後の一人を倒した所でワープゾーンが開く。墓から先には一体どこへ繋がっているのか。
…落下するエレベーターの中だった。
ここでアクセルが漸く口を開く。
「なぁ、いるのは解ってるんだよ。
…早く出てきなよ セーンセ。」
奴が出てくる。
「ハハハハハハハハハハ!!」
「シグマ!?…またお前だったのか」
驚くのはエックス一人。
「何度もエックス達が戦ってる相手なんだってね。
薄々センセイの正体にも勘付いてた所さ。ほんっとにゴキブリみたいに何度でも蘇るみたいだね」
「ハハハハハハハ!
何とでも言うがいい!エックス、それにこの場にはいないがゼロ。
キサマらの命を我が物にするまで、私は
何度でも、なんどでも、な・ん・ど・で・も! 蘇ってくれるわぁああ!
さぁ、諸君。熱い戦いを期待しているよ?」
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