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チラシの裏 3枚目
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「イレギュラーハンターからレプリフォースに移った男がいる。」
長い髪の男が入ってくる。
「…………。」
「そのレプリフォースに行った男の部下に、レッドアラートを立ち上げた男がいる。」
「おう兄ちゃん、何食うんでい」
メニューを指差す。
「そのレッドアラートを立ち上げた男にはイレギュラーハンターへ行ったガキがいる…と。
中々面白いもんだねー」
ダイナモだ。
「で、コロニーを落とす大馬鹿モンがいるってぇワケか」
「おいおーい…物騒なこと言わないでくれるかなぁ」
「誰もお前さんだなんて言っちゃいねえよ。
………ガキねぇ …へっ、俺ぁあんなのの親になった覚えァねえ」
あがりを一口。
「アイツはな。こんなつまんねぇ俺とは違うのさ」
「へぇー…部下の皆さんが聞いたら成仏できないんじゃないかなぁー?」
「DNAデータを吸収してってどんどん汚い仕事やっていってたからなぁ…
…後悔してもしゃあねえが」
話を戻す。
「アイツは…俺とは違うのさ
これから…、どんなところにだって行けて…どんな奴とでもつるめるだろう。」
お茶を置く。
「アイツは……何にでも変身できるのさ」
それが、彼の目をつけたアクセルの変身能力だった。
ダイナモは苦笑する。
「親父ギャグだっねぇー…俺白けますわそういうの。」
「親代わりってんなら、アイツが必要とするかどうかはともかく
すぐにでも見つかるんだろうよ」
「あの跳ねっ返りがねえ」
ダイナモは高級なネタを食べ続ける。
「…ダチも必要だが……それより、アイツもそろそろ年頃だしな」
「案外、ハンターんトコでいいオンナでも捕まえてたりしてな?」
「ヒャーッハッハッハッハ!」
笑うダイナモの声に被り、ヘリの音が外から聞こえてくる。
「御殿へお迎えみたいだぜ旦那?」
レッドに似合うとは到底思わない物々しい出迎え。
…裏で蠢く彼のものだ。
「…ウルせぇお出迎えご苦労さん…
さて…『ウザいクソ親父』を全うしに行くか」
果たして彼女はレッドの言う所のいいオンナなのだろうか。
「アクセルぅ、ハンバーグ巻あとアボカド巻取ってー!」
ハンターベースは決戦の日を前に、回転寿司屋へやってきていた。
明るい雰囲気の中、彼らは思い思いのネタを取っていく。
「ねえママー、僕大トロ4つウニ5つ頼んでいいかな!」
「誰がママよ。」
エイリアがピクリと反応する。アクセルはニヤニヤと笑いながら
話をエックスに振る。
「えー?そう思うでしょ、パパ。」
「…俺、君よりそんなに上に見えるかい」
エイリアが顔を逸らす。…耳が赤い。
「アクセルー、さすがにエイリアさんはそういう年じゃないでしょー?
…私はアクセルのお姉ちゃんですからねっ!」
「ハァ?それはないよ、僕がお兄ちゃんでしょー?」
一夜限りの休息…親子連れの多い中、彼らもふざけてみる。
続きは戦いが終わってからまたふざけあえるといいな、などと思いながら。
「じゃあ俺は海老にするかな。…はい、来たよ」
「サラダ巻ね、ありがと」
「お茶…。」
「は、はい!」
ゼロが座る隣の席に、アルバイトの紫髪の女性が来ていたが
おデコの娘は黙っておくことにした。
その頃、ハンターベースではシグナスがポイントRにレッドアラートのアジトを発見していた。
…正確には、裏で蠢く『彼』のアジトだ。
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