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チラシの裏 3枚目
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「レッド。お前はアクセルのことをどう思っているのだね?
逃げ出したのだろう……。」
「……ああ。アイツは…もう俺は止めはしねぇさ。
アイツには、こういう埃臭せぇ場所は似合わねぇよ…」
そんな父親の顔のレッドをニヤリと笑う。
「…フフフ… そうか。ならば……」
彼の部屋にぞろぞろと入ってくるレッドアラートの実力者達。
「…な、何だ?お前ら」
「…ぐううう…」
「うげぇぇぇ…」
「ぉぉぉぉぉぉ」
「………お、オイ、どうしやがったお前ら!
…アンタ、まさか」
「少し、パワーアップの謝礼が貰いたくてな」
「仲がよくて結構。こやつらにはお前を殺すように指示してある。
そして…その後奴ら自身も死ぬようにな…」
それは…人質だった。
「どうする?私の命令を聞けば奴らは苦しんだ記憶は消え、
日常が戻ってくるはずだぞ…?」
「…何がしてぇんだ、テメェは!!」
「一芝居打ってもらおう。」
口の端を吊り上げる。
「逃げ出したアクセルを捕まえろ!
そしてエックスとゼロのDNAを私へと寄越すのだ!!」
「偽りの青、蘇りし赤……見える、見えるぞい」
電子の海に浮かぶ六角形のパネルで構成されたサイバーフィールド。
表にも裏にも重力が働くこの美しい迷宮を通過した先に待っていたのは…
レッドアラートのメンバー、スナイプ・アリクイックだった。
「世界の歴史は、それ即ち戦いの歴史…
過去から今に至るまで積み重ねられた情報の山は死体の山。」
「何が言いたい。」
「全てはあらかじめ決まっておることなのじゃよ…
それに抗うことは出来ん………」
心臓部へと繋がる電脳世界の芯での戦いは壮絶なものとなった。
エックスと違い芯の周りを360度沿って、重力を無視し移動できるアリクイックと違い、
芯は単なる筒でしかないエックス達にとっては、即落下となるからである。
だが、新しいエックスバスターは芯を通り抜け敵を攻撃することが可能。
角度をつけた攻撃が出来るようになったことで戦いは有利に進んだのだ。
「見事じゃあああ…!!」
アリクイックの体がデータとなり解け……吸収されていった。
これにてレッドアラートの指定ポイント8箇所は全て攻略。
後はレッドアラートの出方を待つだけとなった。
「親父、鯖。」
「あいよーっ!」
モノクロで悪い音質のテレビが野球の中継を映し出す。 …これはオプションでこうやって設定しているのだ。
寂れた町の寿司屋。カウンター前の席に腰掛ける、男の背中があった。
「………旨い」
彼はわかっていたのだ。明日…自分が死ぬことを。
デボニオンから、自分のファンが経営すると言われる
この店を紹介されたことがきっかけで通うようになった。
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