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チラシの裏 3枚目
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「……しかし驚いたな。これがDNAデータか…センセイ。」
「クックク…満足してくれて何よりだ…。
DNAデータは使えば使うだけ効果をあげるもの…更なる力を手に入れたいかね?」
センセイと呼ばれた彼は口元を歪め提案する。
「ん? …ああ。このままでも仕事にゃ何の問題もないだろうよ…。
悪いが俺らはこれ以上の力は必要ねえな…」
その言葉にこめかみが動く。
「…ならんぞレッド。…奴らを…イレギュラーハンターを倒せると思っているのか、その程度の力で…」
「何の話だ?」
「お前達は更なる力を手に入れるべきなのだよ」
「……オイ…アンタ、俺らを謀って何をしようってんだ?」
「…それはだなぁ…」
「いやぁそれでさそれでさー。エックスの部屋って案外…」
「ええぇえ!?それ意外だよーアクセル…」
長い、長い間談笑し続けるアクセルとおデコの娘の姿。
…彼女に話し続ける彼は、どこか必死ささえ見て取れる。
「……………次のミッションのこと、聞かれちゃってたみたいね」
大事な戦いなのはわかっている。
レッドとの戦いに次ぐ重要度であると言っていい。彼から聞いた話の通りならば。
次の日。話し疲れ寝てしまったと思われた彼は、毛布の中で目を覚ます。
「…………。」
『一人でも出来るって所、エックスに見せて安心させてあげて。 エイリア』
書置きだった。
目の前には…一丁だったはずのアクセルバレットが二丁。
次の行を読む。
『アクセルへ この銃は、正規ハンターになったら、きっと返してね? がんばー!』
おデコの娘かららしい。ドリンクもつけられている。
「………」
ごくりと飲む。アクセルバレットをくるりと回し、ホルスターに収める。
『早起きして、お弁当作ってきたんだ』
「…………。」
ピンク色の包みがある。ドリンクを片手にお弁当箱の、その名前を発見する…
『ZERO』
「ぶほっ、ごほっ、げほっ…!!!」
通りでこの行は字体が違うと思った。
飲み物を喉に詰まらせたアクセルは、ゼロからのお弁当を食してダグラスの飛行機へと向かう。
…バツの字の傷を、指で押さえながら。
「行くよ、カラスティング」
戦闘機が無数に連なった空の上。彼は飛行機を乗り継いでいかねばならない。
「救助者は昨日エックスが助けてある! 空母まで一直線に進んでいけ!」
ダグラスとサインをかわし、アクセルは……跳んだ。
「いっくぞー!」
高度4000mでアクセルバレットが火を吹く。
飛行機から飛び降りては攻撃、撃ち落とし別の飛行機へ。飛行機の動きに乗っかり撃ち落としまた別の飛行機へ。
どんどん、危険な道を乗り継いでいく。
「大分飛行機は落としたかな…?」
そうしていった結果…巨大な飛行船へとたどり着く。空母だ。
「…鳥!?」
メカニロイドが竜巻を起こす。砲台がビームを吹く。アクセルは銃で撃ち抜き、更に先へと進む。
待っていたのはレプリロイド。コピーショットで変身、気付かれないようにどんどん奥へ。
非常用回復アイテムも入手、倉庫などのある船体後ろへ移動し……
敵を倒す。ハッチを蹴破り…出た先は。
「…………来たな、アクセル」
「やぁ、カラスティング。」
アクセルのバツ字の傷をつけた張本人。彼の親友にしてライバルだった青年…カラスティング。
Vハンガーと呼ばれる双剣の使い手だ。
「どうだ、イレギュラーハンターに行って何か見つけたものはあったか」
「……さあ。どうだろうね あるとしたら、これから見ることになるんじゃないかな」
同時に取り出し両手でクロス。二丁アクセルバレットを装備する。
「格好ばかりつけやがって」
巻き起こる風。黒き翼が空を翔けた。
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