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チラシの裏 3枚目

212俺的アレンジの入ったロックマンX7 8話:2009/04/23(木) 02:26:36
「なっ…………アンタ一体、何をしたんだ!?」

「見ての通りだ…DNAデータの正しい使い方って奴だレッドよ…。」
モニターに映るは今までにない、レッドアラートメンバーの戦闘性能。
「………。」
「どうだ?これでお前の部下達も世界に誇れる働きっぷりが出来るようになっただろう」
「……すまねぇな。恩に着るぜ」



「……日本って女の子多くないかしら?」
救助者レプリロイドのリストは…女性ばかり。
「タートロイドに向かわせたイナミテンプルも日本だったね。
 だが…気のせいじゃないかな?統計はあまり詳しくはないのだが」

次の場所は日本のラジオタワー。
らせん状のその塔の屋上でレッドアラートが電波をジャックしているらしい。

「アクセル、鼻の下伸ばさないようにね」
「ここにいるレッドアラートのメンバーも女の子ならよかったのになー…
 まぁ、いないけどさ…」

ラジオ塔は巨大メカニロイドにより警備されていた。
ヤドカリ型のそのメカニロイドは、ドリルをらせん状の床に突き刺し、エックスらを殺そうとしてくる。
「救助者達を巻き込まないように迅速に助け出さないと…」

かといって先に回りこまれる可能性もある。その「先」に救助者がいたら目も当てられない。
螺旋通路に整列して救助を待つ女性達を次々と助けていく。


瓦礫の上を伝い、中層へ。
ここは展望台であり、円形に通路が走っている。
「ここでメカニロイドを倒しましょう!」
口からのビームと同時にチャージショットを敵の口に叩き込む。
「よっと!」
アクセルに交代、敵の腕を攻撃し、腕をまたホバーで避けて口へ集中砲火。

「倒したわ!…うん。下層へ落下していったけど被害はないみたい」
「上へ急ごう」

上ではバットンボーンなどがはびこっていた。
「DNAデータをコピーできる敵もいるみたいだね…」

敵を倒し、螺旋階段を登りずっと、ずっと上へ。
そして……

「アクセル。ここから先は俺がやる」
「ターゲットの位置を確認…」
エックスの顔の角度を調整。
「そう。その方向に飛び出てまっすぐ走って!
 すぐにレッドアラートがいるから取り押さえるの!」

3…2…1…。

「動くな!」
瓦礫から飛び出てすぐにダッシュ、ソレを追い詰めた。

「なななな、何するダスかぁ!?」
「あっちゃー、コイツだったんだ…!」


まんまると太ったシルエットのレプリロイドが姿を表す。
トルネード・デボニオン。レッドアラートきってのお笑い芸人だ。
「自分のコントを1発ギャグを世界に流すつもりだよ、コイツ…」


「エックスさんダスかぁ……?
 オイラを…オイラを今のうちに倒して欲しいんダス…」
「…? どうしたんだ」

「だ、段々…頭が痛くなってきたダスよ…段々オイラがオイラじゃなくなっていくようで……うぁぁぁう!!」
遅かった。
「同じだよ…ハイエナードと」
「…今楽にしてやるからな…。」

デボニオンが体を高速回転させ始める。
「グルグルンダス!!」

ボルトトルネード。強力な磁場を発生させる雷の嵐だ。
「通信が使えなくなった…!」

デボニオンは太っているのはシルエットのみ。彼の本体は極度に細いのである。
それ以外は表皮型のシールドであり…
攻撃時には展開される。
「ある意味、ストンコングよりシールドを活用するかもしれない。気をつけて!」




「寒かったダスかぁ……?」
渾身のギャグ、ワイパーを回避してのエックスのチャージショットがデボニオンの細い体をポッキリと折る。

「………。」
その死に方、その言葉は…目に染みた。




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