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チラシの裏 3枚目

211俺的アレンジの入ったロックマンX7 7話後半:2009/04/23(木) 00:46:45
「どう?久々の現場は」
「…正直、あまり戦い心地はよくないかな。」

「エックス!本当に戦ってくれるのかい!?」
「……ずっと考えてたんだ。武器を持って生まれてきた事の意味って奴を…ね」

「…でも、考えるよりまず…コンビナートで逃げ惑ったり動けずにいるレプリロイド達を見て…
 思ったんだ。今こうやって見てるのは…いいことじゃない」

後ろめたさは今でもある。けれど…今は戦うときなのだ。エイリアが声をかける。
「……辛いかもしれないけど。…嫌味かも知れないけど。…嫌われるかも知れないけど。
 ………やっぱりね、」
エイリアの口からこの一言が発せられる。

「…やっぱり貴方には現場が似合うのよ。…私は、そう思う。」
「確かに…その言葉は傷つくね」

「…でもライドアーマーも似合うと思うわ。
 さ、私に嫌なこと言われたストレスを発散しちゃって!」
ゼロは特定の人物のため戦う。
アクセルは自分のために戦う。

『他人が傷つくのは耐えられないでしょう? 自分に対する痛みは耐えても…。』
彼を突き動かしたのは青きロボットが持ち続ける真理だった。

それは否定のしようがない。…例えそれを気付かせたのが…善でも、悪でも。

「いっけぇ!!」
ライドアーマー・ライデンⅡ.
4本脚で支えられたボディから繰り出されるドリルが強力な近距離戦闘向けライドアーマーだ。
トンネルベース中心部のライドアーマー戦でエックスは鬼神のごとき動きを見せた。
敵をドリルで貫き穴を広げ、敵の体にドリルを突き刺し突進し、
時には大きく跳んで地盤を破壊、巨大な穴を作り出す。

ライデンⅡは正に豪快な戦い方をしたい彼の欲求に答えた形のライドアーマーと言えた。
だが、自分に似合ったライドアーマーに乗っていたのは何もエックスだけではない。

「キャーッキャキャキャ!壊れろ壊れろー!わーいわーい!!」
レッドアラートメンバーの一人。少年レプリロイド バニシング・ガンガルンである。
「やめろ!トンネルベースを破壊するんじゃない!」
「何をー!? 生意気だな。ライドアーマーでボクと勝負するっての?身の程知らずな大人だねー!」
カンガルー型巨大ライドアーマーはアームでジャブを行う。戦闘開始だ。

ドリルと拳。二つのライドアーマーのアームが激突する。
「わぁああ!?」
「うぐっ!!」
跳びあがり、踏み潰す爆破攻撃を行う。
ガンガルンのライドアーマーはジャンプで回避、そのままダッシュパンチへとつなげる。
「くそっ!」
「ほらほらー、かかって来なよー」
その後もボディとボディがぶつかり合い火花を散らす。そして…

「やったなぁあ!」
ガンガルンのライドアーマーが爆発。中からガンガルン本人が現れる。
「ガンガルン自体も強い格闘家だよ、気をつけて!」
「俺も今降りて戦うよ」
ライドアーマーを飛び降り、戦いがスタートする。
「ちっち、ちっち、ちっち…」
ステップを踏み、部屋の中を跳びまわるガンガルン。
「三角キーーーック!」

脚に炎を巻きつけ小さな体で重いキックを放ってくる。
「速い…」
これを回避、チャージショットを放つ。
「食らえ!」

新たなるチャージショットは3発同時。巨大なプラズマチャージショット一つに、
2つの小さなエネルギー弾が付属する形である。
「わぁ!?わわ!」
追尾攻撃は強い。
「行くぞ」
跳びあがり、再びチャージショット。
「わぁ…!」

相手と一定の距離をとっていればガンガルンの動きには対応できる。
こちらの方が速いのだから。
「舐めるなよ!!」
今度は近づきアッパー。これを回避してまた一撃。
「ううう…!」

「エクスプローーージョン!!」
「何だその名前!?」
腕から気を発し、一直線に爆発させる。技の名前としては珍しいものだ。
敵との位置をずらし回避、そしてそのまま…
「三角キーーッ」
「トドメだ!!」

またもチャージショット。敵を貫いていく。
「わぁああん…!」
幼き少年レプリロイドは戦いの末…敗れていった。

そして、ハンターベースに帰ってきた彼の背中に……あの声がかかる。
「三角キーーーック!」
「ガンガルンか!?」
振り向きバスターを向けた。だが…そこには。


「……ご、ごめん」
引きつり笑いのまま両手を挙げるエイリアの姿が。
「も、物真似してみただけよ……」




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