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チラシの裏 3枚目
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そして爆弾は全解除。
コンビナート内部へ戦いはもつれ込む。
「敵の場所…どこか解る?」
「ごめ……さい 熱…影響かし… 通信…でき……の!」
通信機器が動かなくなった。
「…やっばいよコレ……」
火の海に頼りなく浮かぶ足場を乗り継ぎ、救助者を助け先へ、先へ。
「そこの人!」
「え?あぁああ!?」
見ると背後には竜のイレギュラー。噛まれる寸前でタッチ、転送装置で転送。
「あそこ、行き場所が全くないよ!?」
「クソッ……アクセル、頼んだぞ」
飛行レプリロイドに変身し移動、救出。
そんなこんなで救出活動は難航しつつ、死傷者は出さずにカプセルの前までやってきた。
「…こ、この先だね」
「ぜぇ…はぁ…はぁ…げほっ」
息を切らしたゼロとアクセル以上に苦しんでいるレッドアラートメンバー。
「ハイエナード…!」
フレイム・ハイエナードだった。
「アクセルゥ……お前…お前が俺を殺しに来たのかぁ…!?」
「アンタらが待ってたんじゃないの!」
「…苦しい、俺、もう苦しいよ…暑い…暑い…!!あつい……熱い…熱いぃいい…熱い…熱い…!!熱い!!
どうすれば治る… どうすれば… が、ががが…がああああがぁぁぁぁぁ!!!!」
「!?」
イレギュラー化を発症。
それも自我を崩壊させるほどの重度のものだ。
彼は突如として跳びあがり…炎の海を歩く、全長20mはあろうかというガゼル型メカニロイドへと跳び移る。
「とりあえず奴を倒すぞ!」
「うん…」
アクセルはガゼルの関節に向かいバレットを乱射。
ガゼルの動きを止めるとともに、しゃがませる。…これなら登れる。
「ゼロ!」
交代し、二段ジャンプを駆使しガゼルの背へ。
「助けてくれええええええええええ!!」
「来るよゼロ!ハイエナードの能力は…」
叫んだ後…ハイエナードは…増えた。
「分身だ!」
ゼロの周りをグルグルと高速回転し、炎を吐き出す。
「サークルブレイズは着弾すると燃え広がるから気をつけて!」
「炎系ならさっさと言え」
Dグレイブを手にする。水烈閃の構えだ。
「どれが本体だ…?」
敵の攻撃を避けながら小刻みに斬っていると…。
「ギャォオオオ!」
「これか…」
感触があった。後はコレを追いながら…
「水烈閃!!」
グレイブを真っ直ぐに突き出し突き刺す
炎を抑えるこの技で攻撃を加え続けるのみ。
だが相手とて炎を吐くだけではない。
時折り突進し、位置を入れ替え、シャッフルする。
「…何なんだコイツは…!」
本体の位置を把握し…
「水烈閃!」
突く。斬る。この連続でなんとか……
「空中まではハイエナードは追わない。解るよね」
交代。
「交差した時を見計らい…撃つのさ!」
跳びあがり、ホバーで空中からスプラッシュレーザーを真下へ見舞う。
「ぅ…ぉぉおおおあ…あぁぁぁぁあああああああ…冷てぇぇぇぇぇぇ!!!」
脳天から股下までを高圧水流で貫かれ、風通しもよくなり二重に冷たい。
「……………」
そのままガゼルに振り落とされ…炎の海の中へ。
もう、熱さを感じることもなかろう。
「………イレギュラーになっちゃったのかな、みんな」
「ウイルス反応は見られなかったのだがな」
一方、その頃。
「……………。」
青き彼は、悩み続けていた。
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