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チラシの裏 3枚目

206俺的アレンジの入ったロックマンX7 5話前半:2009/04/22(水) 03:11:52
「…しかしお前もアレだな、ゼロ。
 一番最初に女の子と仲良くなった割にエックスにもアクセルにも先を越されるなんてなぁ」
「……何のことだ。」

「いや、最初はお前に凄い嫉妬してたものだけど、今となってはなんかな……ま、頑張ろうや」
ダグラスは技術室へ去っていった。


ふと目をやると、ベンチの上で同じ袋のおやつをアクセルとおデコの目立つ娘が二人で一緒に食べている。
「あー、ヘホー!(あー、ゼロー!)」
「食べながら喋っちゃダメでしょアクセルー。」

「楽しそうで何よりだ。」
「ああ。ごめんごめん、僕自身のこと話さなきゃならないんだっけ?」
「…いや、別に後でも構わんが。」

「いやいや。やっぱ今ここで話しておくよ」
「ポップコーンを口に入れながら話さないことだな」


アクセルが話し始める。
「変身能力がある、そこまでは話したよね」
「コピーショットを使うらしいな」

「そ。それでね 僕はその能力を持っているからレッドに追われているみたいなんだ」
「…やはり組織でもお前だけなのか、その力を持っているのは」
「他に見たことないからね、そんな能力持ったレプリロイド。」

…合点が行った。

「けど…僕の能力もそんなに万能じゃあないんだ。」
「…というと」

「限度があるみたいなんだ。背丈が僕と近いレプリロイドじゃないと難しいみたい。
 …ああ。とはいっても、エックスとか、ここにいるキミとかは大丈夫。
 ゼロになると…難しいけど行けるんじゃないかな?」
「広いじゃないか」

「あくまで僕と同じく人間に近い形であることが一つの目安かなぁ。
 例えば…」

イレギュラーハンターの功績として、過去ハンターが撃破したイレギュラー達が並べられている。
「この、バイオレン、とか アジール、とか。 シグマとか。そういう感じの奴は多分無理。
 レッドアラートのみんなにもなってみようとしたけど…無理だった。」
「…どういう理屈だろうな」
「多分、変身に凄く力が要る。正確には『今の僕じゃ無理』なのかも」

「…ほら、アクセル、ゼロ。次のミッションが始まるわよ。…急いで!」
話はここまでだった。ミッションが…始まる。
「お姉さん、エイリアっていったっけ?何をそんなに急いでるのさ。」
「次のミッションは…緊急なのよ。」



次なるミッションはすぐ近く。
高速道路内に作られた、レーシングマシン用のサーキット。
使うのは勿論、ライドチェイサーだ。

「そのライドチェイサーは使いづらいから気をつけてね、アクセル。」
「お、新型かなー?凄く乗り心地がいいよ」

「…アクセルにやらせて大丈夫か?」
エックスが言う。
「うーん。見てみるしかないわね…」

「具体的に何をすればいい」
ゼロは聞く。
「見えないかしら。サーキット上に爆弾が沢山仕掛けられているの。
 それを一つ残らず回収して欲しいのね。…敵の妨害を潜り抜けた上で。」

「そんなの簡単だよー!」
ライドチェイサーは好みが分かれるとされる。
アーマーはごつごつとしていて、好むのはVAVAやエックスくらいのものだが。

エックスが愛用するは昔ながらの加速力に優れた「チェバル」
ゼロが愛用する、攻撃性に優れた「アディオン」
女性陣はもっと違ったものを好むらしいのだがそれは置いておいて。

…そう。このライドチェイサーは正に…彼向きと言えた。
「ひゃっほーう!」

チェイサーはノロリノロリと走り始める。
爆弾を回収し、敵を蹴散らしながら進み始める。

少し、速くなり始める。横転したトラックを横目に、もっとスピードがついていく。
更に速くなる。速度を落とす床に一瞬だけ触れて爆弾を回収、そして…




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