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チラシの裏 3枚目

198俺的アレンジの入ったロックマンX7 1話:2009/04/21(火) 06:30:38
「エイリア、君の同僚なんだろ?それに俺は…これ以上、レプリロイドを失いたくないんだ。」
ゲイトの事件を締めくくる一言が発せられた。

「言ったはずだ、エックス。引き金を引くのをためらうなと」
この言葉に始まった戦いから…3年と少しの間のこと。


3年、6年、9年………それから世界に歳月は流れた。


世界の各地が復興作業が続くその世界。
少しづつ、町も再建を始めた…。 だが、完全復興までは大分かかる。

誰もがその日を病に蝕まれることなく食いつなぐのが精一杯という、瀬戸際の社会では…もうない。
だが、以前のように何不自由ない、秩序の行き届いたしっかりとした社会では、決してない。


それぞれがそれぞれのルールで社会を取り締まり、貧しい中で様々な生き様が交錯する。
あの戦いの責任は誰にある?これから誰がこの社会を引っ張っていくと思う?誰に頼ればいい?頼れないなら強くなるため何をすればいい?
情報も世情も何もかもが乱れた…人とレプリロイドの果てない欲望が作り出したこの、不安定な世界。
何をしても不安、何があるか全くわからない。
新たなる犯罪、新たなるイレギュラーが増え続ける…混沌の時代がそこに到来していた。



「エックス。このイレギュラー事件のことなんだけど」
「…どれどれ。少し見せてみてくれないか」

エックスは…戦うことをやめた。
戦いは何も生まないことをイヤというほど味わったためだ。
何度も考えた末だ。…彼はその判断に後悔はしていない。

エイリアも、同じような苦しみを抱えていたから。 …解るのだ。

でも、一方で思っている部分もある。
エックスが最終的に行き着く答えが本当にこれなのだろうかと。
でも…今それを口にしたところでただの…


「イレギュラー事件が発生したみたいだ。ゼロ、頼むよ」
「解った。エイリア、オペレートを頼むぞ」
「はいはい」


「場所は町の中心部に位置するハイウェイの上。ゼロ、気をつけてね」

合間を見計らい、エックスが話しかける。
「なあエイリア。その場所って確か……」


『俺達に逆らうとは馬鹿なことをしたな
 命は一つしかないんだ。大事に使うべきだったな!ハハハハハ』

…思い出した。あの時VAVAに掴まれ、ゼロに助け出されたあのハイウェイだ。
「…懐かしいな」


いつぞやのような蜂の形をした、けれど比べ物にならないほどの強化を施されたヘリをゼロは攻撃する。
3度に渡る戦いにより、崩れたハイウェイを彼は進み…

トンネル内でイレギュラーとの戦いを繰り広げることとなる。




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