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チラシの裏 3枚目

196俺的アレンジの入ったロックマンX6→7 後半:2009/04/20(月) 19:25:41
「そして、エックスが危険のない存在であったとしても…
 私には不安もある。
 エックスが……エックスが、『進化』という名の戦いに、巻き込まれるのではないかと…」
ケイン博士から聞いた、ライト博士の言葉の続きだ。

エイリアは考える。
ゲイトの作り出したレプリロイドは、ゼロのDNAの力を手に入れることで更なる力を得た。
ゲイト自身も、そしてハイマックスの存在もである。

…だとするならば、…もしこれが…ライト博士の危惧した進化という名の戦いの序章であるのならば。
自分には、一体何が出来るのだろう。


…エイリアは、ずっと考えていた。
だが時間は待ってはくれない。今日も世界の復興のための戦いは続いている。


「どうか、未来の世界の人々よ…
 ロックマンエックスが……世界の希望であることを…
 忘れないで欲しい」


…そうして、シグマの正体を探る戦い、シグマが世界の裏に回っての戦いが終わり…
物語は、最終章に差し掛かるのである。


だが…鍵を握る、キーパーソンがまだ一人…ばかり足りない。
それは、ナイトメアの影響が過ぎ去ってすぐの…雨の降りしきる町の、路地裏のこと。


「レッドさん、レッドさん!ガキが倒れてやがりますぜ!」
「……あん?」
痩せながらも筋肉のついた………壮年の男が少年に近づく。

「大分怪我を負っているように見えるな……。」
体躯の老人が言う。
「この小僧からは、何かただならぬ気配を感じるわい…」
「ほっとけよ、そんなん!ひぇひぇひぇ…」


「……どうします、リーダー。」
翼をはためかせて青年が言う。
「…おいボウズ。てめぇ…歩けるか」

すると…少年は反射的に跳ね起き、驚くべき速度で壮年の男の鎌を奪い、思い切り斬りつけた。
だが男は反射的に跳び退き、顔を傷つけられるだけで済む。

ボス!リーダー!レッドさん!ガキ!!何しやがる! …様々な声が沸きあがる。
「…ほう?」
したたるオイルを指でぬぐう。
「……誰だよ、アンタ…」

「俺ぁレッドだ。」
「………アンタ達…何なんだよ。…イレギュラーハンターじゃ、ないよね?」

「イレギュラーハンター? ハッ、やめて欲しいねぇ。アイツらの名なんて聞きたくもねぇ。
 ……そんなことはいいとしてだ。お前、なかなかいい筋してるな…俺らんとこに入らねぇか?
 …その腕、磨いてみねぇかい。
 まぁ…行く宛てがあるなら別だけどよ」


「…………」
無言で頷く。

「こんなのを入れるのか、レッドさん。俺はごめんだ…」
双剣を構え青年が言う。

「…お前がそういうなら、…戦ってみりゃあいいさ。ボウズ、名前は?」


「アクセル」




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