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チラシの裏 3枚目

192俺的アレンジの入ったロックマンX6 15話後半:2009/04/20(月) 03:11:32
「まだ…だ!」
「クソッ…!?」
何度も何度も。お互いに命を削りながらナイトメアをぶつけ合う。
「く…」

セイバーを使ってナイトメアを破壊したり、特殊武器を使ったりしながら。
いかに奇をてらい、ゲイトに弾をぶつけるか。
だが、何をしてもこちらにはダメージは跳ね返ってくる。
…確実にピンチは訪れている。

…だがゲイトの体の変異がとうとう高レベルにまで達し始めたようだ。
浮いているだけで息の上がるゲイトだが…エネルギー出力は更に上昇し続けているのだ。
「失せろぉおおおお!!」
エックスの目の前でゲイトがナイトメアを放ろうと手を振り上げたその瞬間。
「!?」

ゲイトすら知らぬ変化が起きた。
ゲイトの手から……その瞬間、妖しく輝く刃が出来、床も、壁も、空間も全てを切り裂いたのだ。
「……どうやら、追い詰められた僕に更なる力が備わったようだねぇ……!」

「やめてゲイト!」
「これだから実験はやめられない!」
ナイトメアを放り続け、エックスの注意をそこに向けたところでナイトメアの刃で切り裂く。
「うああああああああああああああ!!」
切り裂いたボディからナイトメアがエックスのオイルを吸収する。
エックスの体が下へと落ちていく。

「だがまだ奈落の底に落ちるには早いか…しぶといね!」
またもナイトメアの刃。
エックスは紙一重で避けるが…反撃の手段が見つからない。
この攻撃は反撃のしようがない。ナイトメアとして破壊し、飛沫をゲイトにぶつけることが出来ない…
「エックス…逃げて!もうゲイトには勝てないわよ!」
「あと…もう少しなのに…!!」

ゲイトは実際、物凄い力を手にしているのだろう。何者にも傷つけられない力をつけたのだから…。

このまま完全にゼロの力を手に入れてしまった暁には、世界はナイトメアに蝕まれ続けることになる。
ここで…ここで止めなければ。

「ゲイト…!!」
ノヴァストライクを繰り出す。
「どうしたんだい」
通過する。ナイトメアの刃が空間を切り裂く。
「あぁああああああ!!」

「逃げ道などどこにもない、あきらめるんだねエックス!」
近づき、エックスを叩き落とす。エックスの体が宙に浮く床へと落ちていく。
「まだまだ…!」
ゲイトにナイトメアの刃を繰り出させ続ける。
もし、ナイトメアの力を食らうことでゲイトが更なる力をつけたのだとしても。

…ゲイトの力とて無限に続くものではないだろう。
無限に沸き続ける力ではあっても、一時的な枯渇はありうるものだとすれば……。
そこを狙えばきっといつかは……。

全ては仮定だ。100回に1回の…いや、もっと少ないかもしれないチャンスに賭けるに等しい。


「甘いねエックス!!」
ゲイトは腕を振りかざす。

「…何?」
だが放たれたのは破壊の出来る、ナイトメアの弾だ。ゲイトの力が一時的に尽きた…!
緑色の弾だ。これなら…!
「……悪夢は結局、お前を滅ぼすんだ!」

エックスが跳ぶ。そして…変形。
「ノヴァストライク!!」

ナイトメアの弾へ突進。勢いよく弾けとび…ゲイトへと吸収されていく!
「嘘だぁあっ………!!」
ゲイトのボディに亀裂が生じ……
光が噴出する。眩い光の中で大爆発を生じ、ゲイトのボディが砕けていった。


満身創痍のエックスは胸に手を当てながら……。
倒れたゲイトをじっと見つめるのだった。




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