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チラシの裏 3枚目
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一方ハイマックスとゼロとの戦いは、中盤にさしかかっていた。
「何度でもバリアを張りやがる…怖いのか?」
「何とでも言うがいい。死ね、死ね…オリジナル…!」
立方体を二つに割った、直方体型のバリアを腕の左右から発生させ、自在に操る。
これがハイマックスに新たに加わった能力だった。
バリアを張り突進を続けるハイマックス。
「無駄だと言っているだろう!」
ガードシェルを使って強化したセイバーによりハイマックスもろとも攻撃。
だが…ハイマックスに直接ダメージを与えることはこの技だけでは不可能。
「死ぬがいい」
小型のデスボールをゼロに向かい放ち続ける。
「翔炎山!」
ハイマックスに炎を吹き上げる剣を浴びせ…
「落鋼刃!」
上から、プレイヤーの技をハイマックスの体へと叩き込む。
セイバー自体を鋼で包み、当たると同時に爆破するものだ。
「ぐはっ…!?」
ハイマックスがバランスを崩す。効いているようだ。
「デスボール!」
彼の代名詞と言える必殺技。巨大な圧縮エネルギーが地を這う。
ゼロのセイバーにより分解、小さな球となってゼロを追う。
「ぬっ……」
「はああああ!」
またもハイマックスはバリアを張る。
そして…
「ぬん」
左右へバリアを解き放つ。
「押しつぶされるがよい」
飛ばされたバリアがどこからか一つに合わさって現れ…一つの非常に重い立方体となってゼロに降りかかる。
「烈光覇!!」
バリアの破壊に成功する。
…ハイマックスの攻撃は全てここで破られた。
どれもゼロには対処可能な攻撃。いずれハイマックスはゼロの前に敗北するほかなくなる。
「おの…れ…おのれ…おのれ…おのれ…おの…れ…!!!」
ハイマックスが…壊れた。
「デスボール、デスボール、デスボール、デスボール、デスボール、デスボール…」
狂ったように、その腕からデスボールを乱射し始める。
「狂いやがったか」
最早ゼロのDNAの防御力は得られない。その力はデスボールを生成することに費やされているからだ。
「ハァ!!」
斬るとデスボールも斬られ、小さな球となり対処が難しくなる。
高速で打ち出されるデスボールの対処はとても困難。
…体力と体力の戦いへと変化していった。
だが…すでに大分体力の削られていたハイマックスと、数発食らったのみのゼロとでは差は歴然。
「終わりにさせてもらおう!」
壁を蹴り、高く跳びあがったゼロは…
「落鋼刃!!」
技を放つ。
肩から胸へ、胸から腕へ、腹へ、脚へ…顔へ…。
亀裂が入り……
砕け散っていった。
「ガーーーッハッハッハッハ!!!」
煙の中、満足げに笑う科学者の顔があった。
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