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チラシの裏 3枚目
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トーテムポールが行く手を阻むゲイト研究所。
ミジニオンの兵器研究所に現れたように並んで現れる鳥型のメカニロイド…のように見えるナイトメアを倒しながら
上へ、上へと彼は進んでいく。
氷、レーザー、マグマ、トーテムポール、鳥…
どうやら全てのエリアのナイトメアをここは集めていたようだ。
「エイリア、どうやら電波状態がよくなったみたいだ。」
「…ホントね。…先へ進みましょう」
だがここでゲイトからの通信が入る。
「やぁ、よくここまで来たねエックス…そしてエイリア。
君はいつも研究所の中でトップだった。
きっと君とエックスのコンビならここまでたどり着けると信じていたよ」
「…いいえ、貴方は自分の思うままに研究を進めていっただけ。
私よりも優秀な頭脳を持っているはずなのに。」
「……どんな優秀な頭脳も正しく使われなくては意味がない。
…お前とエイリアの差は、きっとそこにあるはずだ。」
「聞き飽きた言葉を並べてくれるね、君達は…。
まぁいい… 実はね、僕も僕一人の力じゃここまでは来れなかったんだ
…君達がここまで来た褒美に見せてあげようか。これを」
取り出したのは…鉄片。
「何だと思う? …タダのガラクタだと思ったよ 『始めは』。
…そうだな、これを何処で拾ったか言えば解るかな?君とゼロとが戦った、禁断の地だよ…」
「……まさか」
「…いい反応だね。そう、そうだよ。ゼロの欠片だ!
僕はゼロのDNAを手に入れることが出来たんだ!」
「…ゼロの、DNA…!?」
「天にも昇る気持ちだった…!
レプリロイドを研究する誰もがたどり着けない境地…
聖域に踏み込んだんだ!」
彼は…社会の裏に身を隠していた、コロニー破壊失敗を嘆いた一人の若者に過ぎなかった。
復讐など、本当はとうにあきらめていたのだろう。
…だが。
シグマと同じだった。彼もまた…ゼロの体が持つその力に心を狂わされた一人だったのだ。
…ゼロが持つ根源的な悪に染められ、復讐の炎が再び燃え上がったのだ。
「笑いが止まらなかったよ…!
ハイマックスやナイトメアウイルス…こんなに完璧なものが
こんなにも簡単に出来てしまうんだから!」
「………許せない」
「そうだ、いいぞエックス!
欲を言えば、ゼロが死んだままだったら君は更に怒っていたんだろうがね!」
「ゼロの力をそんなことのために利用するなんて許せない!
…ゲイト、お前は絶対に俺が捕まえて見せる!」
「望むところ…! 研究所の最上階で待っているよ、エックス!」
「それじゃ先に向かうことにするよ、エイリア。」
「…ええ。」
ハイマックスの強度の理由がここでわかった。
ゼロは…単にウイルスにかかって攻撃力を強めただけではない。
ゼロはウイルスにかかり、真の力を手に入れたその時…何者の攻撃も受け付けない、究極の体になっていたのだ。
どんな攻撃も弾き返し、傷の一つもつけない…謎の力。
…その真のゼロの力をもし、ゲイトがハイマックスにつけていたとしたら。
だが…不完全なのだろう。
ハイマックスは事実、ゼロに一度破られている。
ゼロの攻撃はセイバーとDNAデータを用いた技の2種類が存在する。
技を食らわせた後はセイバーでの攻撃が効いたとゼロからの報告にはあった。
恐らく、DNAデータを乗せた攻撃がハイマックスに打ち込まれることで
ハイマックスは一時的にゼロのDNAの効力を得られなくなるのだろう。
そこに攻撃力の高い、ゼロ自身の攻撃を浴びせることでダメージを与えることが出来る。
…その特性は、きっとハイマックスがずっと持ち続けたものなのだろう。
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