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チラシの裏 3枚目
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「ふう…。 よし、行って来る!」
「気をつけてね、エックス……」
一方、ゼロと桃髪のオペレーターの方も。
「シャドーアーマーの最後のデータはダグラスに渡したか?」
「うん。もうエックスはシャドーアーマーを着ているはず」
「俺は少し遅れて向かうことになりそうだな」
ゼロナイトメアとハイマックスに初めて会ったあの場所のすぐ近くに…それはあった。
「大きな穴が開いているみたい…研究所がまさか地下にあったなんてね」
「…確かに。奥はよく見えないな…飛び込んで見るよ」
穴の中は真っ暗。何も見えない…… どんどん落下していく。
そして、床に着地した時…
「奥に何か明かりが見えるな。エイリア、聞こえるかい?」
「………エイリア?」
「…ごめ…、電波じょ…たいが悪…みた…。」
「……そうか…解った。エイリアは繋がるときまで待機しててくれ。俺一人で進むよ
ゲイトを…とめてくる」
入ってすぐに、トゲの壁があるのがわかる。それ以外には登る道もない。
忍者を模したシャドーアーマーの能力が発揮される。壁の針を何事もないかのように登る。
「ガイアアーマーも同じ能力があったが、この場合特に機動性が落ちることもない。優れたアーマーだ…」
バスターから手裏剣型のバスターを放ち、上へ。
「氷の坂道……戻らせるつもりは全くないな」
ナイトメアにより凍った床にも敵が沢山。
倒しながら進んでいく。
すると、エックスの耳に高い音が聞こえてきた。
「今度はレーザーか…」
レーザー装置の攻撃の合間を縫って上のフロアへ。
「…マグマのナイトメアか!」
色は青ではなく赤。床下から湧き出、引いていくマグマのナイトメアをかわして更に先へと進むと……。
「……何…だ、これ」
ドクン、ドクンと心音のような音が響く。
ジジジジ…と電撃の中から現れたのは…奇怪な存在だった。
「うっわぁ…」
紫や赤の球体がごろごろと繋がり、脈動した…塊。中心には目。
「ガハハハハ、よく来たのうエックス。これは偶然出来たとは言え侮れたものではないぞ?
ナイトメアが増殖に増殖を繰り返し作り上げた怪物…『ナイトメアマザー』じゃ!」
「ナイトメアマザー!?」
よく見ると2体存在する。
巨大な部屋の中を巨体がぐるぐると移動する。
「うわぁああ!?」
ギリギリでの回避となる。
ギギ、ウィー… 機械音を発し、ナイトメアマザーの目が飛び出る。
「コイツ!?」
床を炎の雨にする。ジェルシェイバーのような液体窒素を床に走らせる、電撃をエックスの真上に落とす。
あらゆる現象を意のままに操る能力があるようだ。
「おらぁああ!」
チャージして放つはセイバー。三日月型の金色の斬撃はナイトメアマザーの目を切り裂く。
だが。
「…硬い…!」
一発目の攻撃で解った。これは長い戦いになるだろうと。
またも回転。いつ止まり、目を出すかも解らない。だが止まってはいられない。絶えずナイトメアマザーは動き続けているのだから。
「今度は何だ…!?」
ナイトメアマザーは上を向き、その瞳からマグマを乱射させ始めた。
…火山弾が上から次々と降り注いでくる。
「…どう避けろっていうんだよ!!」
様々な攻撃を組み合わせるナイトメアマザー。その戦いは削り、削られ…
サブタンクも使い切っての、長い長い…ボロボロの戦いとなっていた。
「…終わりだ!!」
セイバーの出力を最大にし、三日月の刃を柄から二回射出する必殺の技。
エックスの周りを三日月がぐるぐると8の字を描き跳び、その中にあるもの全てを死に至らしめる。
シャドーアーマー最強の能力により、ナイトメアマザーは漸くその動きを停止したのだった。
真っ二つになり飛び散る目の中身、そしてマザーを構成するナイトメアのかけら。
グロテスクな光景に思わず目を伏せた。
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