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チラシの裏 3枚目

186俺的アレンジの入ったロックマンX6 13話前半:2009/04/20(月) 01:18:24
「やぁエックス、奇遇だねー」
「お前、ダイナモ……!そこで何をしている」

アマゾンエリアから繋がる、アマゾンエリアのナイトメアに満たされた別空間にて。
エックスは草原の上でダイナモと遭遇していた。

「何を? あー、実はさ。ちょっとパワーアップをしたくなったものだから…
 集めてるんだよねー、ナイトメアソウル。」
「…何」
「エックスのボウヤも集めてるんだろ?なーなー、俺にもちょーっとくれよ!」

ダイナモはそう言うと腕に集中させた力を床にぶつける。
「うあぁぁあああ!!」

ダイナモのこの技は更に強化。ダイナモのいる位置以外の全範囲を攻撃できるまでになっていた。
一瞬怯んだが負けずにダイナモにチャージセイバーを食らわせる。

「さてさて…どれだけ持ちこたえられるかなぁ」
セイバーをぐるぐると回転させ、分裂した刃が次々と飛び出してくる。

「奴の弱点…一体なんだ?」
背後に回りチャージショットを食らわせつつ、ダイナモに色んな武器を試してみる。

「弱点ー?俺にそんなものはないってー」
斬りつける。…自ら弱点があると告げる者もいないだろうし、本人が気づくものではないだろう。
増してや、能力から判断の出来ない人間型の場合は。

だが、やはり存在した。
「メテオレイン!」

「ぎああぁあ!?」
弾む水の球がダイナモの体を押し上げた瞬間、ダイナモから悲鳴が。
それと共に……見つけた。ナイトメアソウルだ。


「お、オイ!ハンターが人の物取るなよ!」
「盗品だろう、それに本来の持ち主に当たる奴にこれから会いに行く所でね!」
「滅茶苦茶するねー」

続けてメテオレイン。ボロボロと落としていくナイトメアソウルを手に入れ、
ダイナモに最後にチャージセイバーを当ててトドメ。


「ちっ……マジだもんなー、これだからヤだよハンターさんたちは」
「今本気にならないでいつ本気になるっていうんだ」
「アンタらはいつだってそーだろ?
 …ま、いいや。俺はここまでにしておくぜ。…ああ、そうそう」

ダイナモはエックスから距離を取り、転送装置を取り出しながら言う。
「アイツらはマジに気をつけた方がいいんじゃねえかな。
 シグマの旦那より危ないかもしれないぜ?」
「ゲイトのことか?」

「何せ俺がこうやって使ってるナイトメアの力を一番自在に使える奴なんだからさ。
 それだけじゃない、アイツらのアジトは半端じゃない場所だぜ。気をつけるんだな。
 …まー、言っても止まる奴じゃねーか?じゃあな!」

ダイナモは去っていった。

「まぁそれだけじゃないけどな。 ゲイトって兄ちゃんはもう一つ何か隠してそーな感じがするんだよなぁ
 それに…ヤバい奴らしいしな……ああいう、恨み憎しみで動いてる輩が一番何するかわかんないのさ」



それからハンターベースに帰ったエックスはエイリアに出迎えられる。
「…エックス、おかえりなさい。…準備は、いい?」
「……ああ。いつ出発になる?」

「3時間後よ。それまで休んでいて…ゼロも向かわせるから、負担は減ると思うけれど」

エックスは思っていた。
ゲイトもアイゾックも、科学者レプリロイド。ハイマックスはゼロに倒されている。
…研究所での罠は危険だとは思うが、今自分達にとって脅威となるものは何もない。
なのに、ゲイトは何故そこまで余裕でいられるのだろう?
そして…どうして自分は不安に陥っているのだろう。

「結局、ゲイトを止めることまで貴方にお願いすることになっちゃったわね…」
「俺はイレギュラーハンターだからね。 …エイリアもオペレートを手伝ってくれ」
「…ええ」


エイリアの中にはある気持ちが渦巻いていた。
…いつもいつも、自分はエックスを見ているばかりだ。
それで…本当にいいのだろうか。本当に自分で出来ることは背中を見送り、遠くからオペレートすることだけなのだろうか?

オペレートすることの大事さは知っているつもりだ。けれど……。




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