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チラシの裏 3枚目

181俺的アレンジの入ったロックマンX6 10話後半:2009/04/19(日) 01:08:13
ヤンマークは、改造を施され事故を起こし死亡。
タートロイドはあまりにも強力な装甲を持つために周囲から妬まれ疎まれ嫌われ、最終的に自害。
シェルダンの守っていたジム博士のイレギュラー認定も誤認だった。
ヴォルファングを始末する命令を出したのは他でもない、彼の上司であり
ミジニオンは性格の問題を理由に事故に見せかけ破壊された。
スカラビッチは探究心が高じてエックスとゼロの見つかった禁断の地に踏み入ったところをエイリアに倒されただけなのだが。


「…言いづらいことなんだけどね。
 ゲイトは…究極のレプリロイドとされたエックスとゼロ、貴方達を目標としていたの。
 いつか、貴方達を越えられるレプリロイドを作れるように、ってね。」

「………そういえば、言っていたね。最初にシグマのアジトに潜入する前の日。」
「え?」


『研究所で同僚に言っておくわ、ゼロ以外にも目を付けるべきハンターがまだいるって。』

…エイリアの、過去の言葉である。
「…私、そんな恥ずかしいこと言ったかしら………」
頬を染め、顔を赤くしながらエイリアは頭を掻く。

「…そして…全てを失ったゲイトは研究所を出るときに私に言っていたわ。
 いつか、自分の研究を理解できなかった下等な者達を…思いのままに支配してやる、って。」


「…………それじゃあ」
「ええ。その時出た言葉が『支配』 ナイトメアが…ゲイトが作り出したものだとするなら、
 これは…彼の研究を理解できなかった世間への…『復讐』 そしてナイトメアウイルスは…彼の憎しみの心、そのものなのよ」

「…………だとしたら、止めなきゃ」
「…エックス」


「ゲイトの悲しみも理解は出来るよ、けど…間違っている。
 今は人間もレプリロイドも、世界のこれからがかかった大切な時期なんだ。
 それを、復讐のために滅茶苦茶になんてされたくはない」

「…ええ。そうね」
「…エイリア。ゲイトの作ったレプリロイドを始末した時、辛かったろう…」
「……正直ね。戦いへの憧れっていうのも実は持っているけど……
 ああいうのは…嫌だった」

お互いに敵を倒す辛さは理解している。
……意見が一致した時だった。
「…よし。ゲイトを倒そう……!絶対に!」



窓のない暗き研究室。
フラスコを片手にした、一人の科学者の姿があった。
「8体中6体が倒されたか…流石だなぁ、エックスは
 さて…そろそろ気づく頃かな、エックスとエイリアは。」


セントラルミュージアム。
「な…何故、俺が…負ける…?」
「ハハハハハ…!まさかゼロ、お前がハイマックスを倒すとはな!
 エックスですら倒せなかったあやつをいとも簡単に倒してくれるとは!」
アイゾックは自分の側のレプリロイドを倒され、偉く上機嫌だった。

「黙れ。その減らず口を聞けなくしてやる!」

跳びかかる。
「おっと、危ないのう…」
腕から電撃の檻を発する。
「くっ……!?」

「すまないのうゼロ。やられてあげたい所じゃが…
 お前の戦う姿をもう少し見ていたくなってな。」
ゼロは新調したセイバーを床に突く。

「お前のことはワシが一番理解しておる。お前自身よりもじゃ… …今日の所はここまでじゃ。
 体を休めておくのじゃな、ゼロ!ガーッハッハッハッハッハ!」
「待…て…!アイゾック!」

「おお、ゲイト様ですか。これから戻りますわい」
「敗北の割りに随分調子がいいものだな、アイゾック。
 これから僕は少しエックスに挨拶をして来ようと思う。お前はどうする?」
「ワシは少し準備に取り掛からせてもらいますわい。ハイマックスをパワーアップさせねば!」


そしてその翌日、ハンターベースに等身大ホログラフィが現れる。
整った顔に切れ長の目。白衣を身にまとう若き科学者の姿がそこにあった。

「流石だね、イレギュラーハンター・エックス。僕の作り出したレプリロイドをことごとく倒してしまうとは」
「誰だお前は!」

「僕はゲイト。レプリロイドの新たな統率者、理想国家を目指す者」




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