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チラシの裏 3枚目

180俺的アレンジの入ったロックマンX6 10話前半:2009/04/19(日) 01:07:17
「解ったの。…ナイトメアの正体が」


「…ナイトメアは…私が思ったとおり。…ウイルスだった
 高いエネルギーを持った…ね」

最近はシグマウイルスのような、可視プログラム体の研究も盛んである。
そして次にエイリアはそのナイトメアの作用を説明する。

「ナイトメアは…その高いエネルギーでレプリロイドやメカニロイドに取り付き、
 それを操ってしまうの。…場合によっては、自らをデリートする場合もあるみたいね」

そこまで聞いて、エックスは思っていた。
「…まぁ、貴方もそこまではイレギュラー化と同じだと思うでしょう?」
「…ああ。そこまでは、ほとんど同じだ」

「…でも、ナイトメアの本当の恐ろしさは、ここからよ」
「………。」


「ナイトメアは、一見ただのイレギュラー化に見えるけど、
 一つ違うところがあるの。
 …それは、あるコードのみ受け付けて、そのコードを入力することで
 ナイトメアに取り付かれたレプリロイドを…自在に操ることが出来るようになるの」

「…それじゃあつまり」
「そう。ナイトメアの本当の狙いは…。『破壊』ではなく、
 …『支配』だったのよ」

世界を変えるべく、レプリロイドを狂わせたシグマがいる。
純粋な破壊のためにウイルスを使用した、真のゼロがいる。

世界を変えるべく、ナイトメアウイルスはレプリロイドの支配をもくろんでいたのだ。

でも、そのナイトメアを作り出したのは一体?

「………でも。
 そんなことが一体出来る奴なんているのか?
 ケイン博士の技術力でも…ドップラー博士の技術力でも無理だ。
 洗脳は確かに以前から出来たみたいだけど大掛かりなものだし…
 後は単純に破壊行動を起こさせたり、それ以外のときは動きを止めたりとかその程度だった」


「…一人、思い当たる人物がいるわ。
 ………こんなものを作るのは、また…こんなものを作れるのは、『彼』しかいない」

ヤンマーク、スカラビッチ、シェルダン、ミジニオン、タートロイド、ヴォルファングの生みの親。



「…私の研究所時代の同僚……『ゲイト』」


「……………同僚?」
「ええ。
 私がいた研究所にいた、天才…としか言いようのない、素晴らしい頭脳を持つレプリロイドよ」


だが、天才は天才故の孤独をいつも抱えていたのである。
「彼は、素晴らしいレプリロイドを作り出したわ。
 あらゆる方面でね。…貴方達が戦った相手もそれ。
 ナイトメアの力を取り込んで、姿形が変わってしまったものもいたけれど……
 全て、彼の作り出したレプリロイドよ」


「でも、高性能ゆえに、その仕組みを誰も理解できなかった。
 …そして、理解できなかったのは仕組みだけじゃない。…ゲイトという、存在自体もよ」


「あまりに高性能すぎたレプリロイドを作り続けた彼は、いつしか
 それを理解させることに必死になり…孤立していった。
 そしてその内……上層部は彼を邪魔者と扱うようになった。」


「…そして、彼は処罰を食らったのよ。
 色んな形で………事故に見せかけて、彼のレプリロイドを全て処分されるという、ね
 …私も、騙されてその始末を手伝わされた」
エックスを見つめる。

「……それだけの理由で?」
「…ええ」
…理解できない仕組みのレプリロイドにだって、その存在は理解されているものもいるのだ。
彼女の目の前に、彼女の理解できない存在がいて…それを理解するのに日々頑張っているのだから。
いや、それが例え理解できなくとも……

「俺だって、まだ機能が理解されない部分が沢山あるのに…」




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